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落ちるか!?こけら(ナンセンス小説 2024/1/8)

俺は猛ダッシュしていた。このままでは瀬戸内海ダイナミックスタジアムのこけら落としに間に合わない。ハンドボールの試合はおそらくもう始まっている。
もう少しスピードを上げたい。そうだ、自家発電しよう。腕を回転させ、その勢いを利用して眼前につむじ風を生み出す。このつむじ風が磁場の大ハプニングを起こし、結果的に俺の肝臓に電気が溜まっていく。
よし、結構溜まって来たぞ。電力さえあればこっちのものだ。鞄から取り出したのはポータブルタイプのトースター。この中に小麦粉をぎっちぎちに詰め込む。
せ~の、えいえいえい!からのー、そいやそいや!よし、パスタが焼けたぞ。わさび醤油でいただきます。へるし~。
よっしゃエネルギー充填完了!これで3倍速だ!今ならクリスマスキャンペーンで0.1倍プラス!合わせて3.1倍速で蛇行ダッシュ!
やべ、疲れてきた。でもスタジアムはもう目の鼻の先だ。このままコートに突っ込むぞ。ゲートイン!こんにちは~。さらにコートイン!
俺に任せろ!必殺、アシッドブリザードジャイロ!このシュートは周囲4メートルに塩酸のかき氷が降り注ぐ!よし、決まったああああああ!!!
オウンゴールだった……

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