荒くれファイターつよし(ナンセンス小説 2023/11/02)
荒くれファイターつよし「俺ぁバカだから難しいこたぁはわかんねえけどよぉ……お前のせいでソフィアの嬢ちゃんもロベルトの野郎もアフロじいも泣いてたんだ……お前は必ずここでぶっ倒すぜぇ……」
暗黒プレジデント鬼ヶ丸「ふんっ、ほざけ。お前一人で何ができる。お前も……既に始末したお前の仲間たちも……今日で全員ゲームオーバーだ!フーハハハハハハハ!」
???「エンドロールには……まだ早いんじゃないかい?」
暗黒プレジデント鬼ヶ丸「ん!今の声は……誰だ……?ま、まさか……」
荒くれファイターつよし「お、お前……!!なんだよ……生きてたのかぁ!!!」
サイキック青年トム「ああ、こんなところで死んでたまるかってんだ!つよしはバカだから早とちりしてたようだがな。それに、死に損なったのは俺だけじゃないぜ!」
暗黒プレジデント鬼ヶ丸「なんだと!?」
シャイニング巫女なぎさ「この戦いには世界全体の命運がかかっている。みんな揺るぎない信念と覚悟を持ってあなたの野望を止めにきているの。それは救いようのないバカであるつよしも同じ。」
ブリザード仮面フルーレ「まったく、バカのつよしにも困りものですねえ。あいにく私は天才ですから、バカつよしの暴論は理解に苦しむものばかりでして……なんでつよしはこんなにもバカなのでしょう……悲しくてなりません。」
荒くれファイターつよし「トム……なぎさ……みんなぁ!!!」
魅惑のマシンガンスピーカーすもも「アハハハ、つよしったら相変わらずバカすぎ!まじウケるし。つよしみたいなザコバカがイキってんの滑稽で仕方ない!!!ク、ククク……アハハ!ヤッバいマジ笑い止まんねー!!けっさくすぎ……!!!!」
おせっかい師範代カツイエ「このバカ垂れつよし!!!!!ワシらが鬼ヶ丸のガキなんぞに殺されるわけがあるかい!!!アホ!!バカあんぽんたん!!!なんつうバカ者じゃまったく!!!バカ間抜け!!」
メカニックマニアSATOSHI「よお、バカ!俺のドローンでお前のバカ面は全世界に配信させてもらってるぜ!鬼ヶ丸の悪行もな!!」
暗黒プレジデント鬼ヶ丸「なに、配信……!?」
メカニックマニアSATOSHI「ああ、バカのつよしでもわかるように何度でも言ってやる!この戦いの様子は最初から世界中に共有されていたんだ!」
……
テレビのニュース番組「我々は歴史的な瞬間を目にしています……世界各地で起こった凶悪犯罪……その首謀者である鬼ヶ丸氏が、6人の勇気ある者たちと、1人のバカによって追い詰められています!!!」
民衆A「なんだ?あのバカは……???」
民衆B「なにこのニュース?バカの話!?」
民衆C「私あの人知ってる!ものすごくバカだよ!!」
ロベルト「つよし……バカなのによくやったな……!」
アフロじい「ブラボー!つよし、ユーアーヒーロー!エン、ベリーベリーフール!!!」
ソフィア「つよし……がんばって…………どんなに常軌を逸するどうしようのない底なしのバカでも……………………………………あなたを愛してる……」
……
暗黒プレジデント鬼ヶ丸「なるほど、しぶとい奴らめ。だが、雑魚が集まったところで力の差は圧倒的……ん!?なんだ、このエネルギーは!?」
荒くれファイターつよし「ふぅ……!ふぅ……!ふぬぬぬぬぬぬぬ……!!!」
暗黒プレジデント鬼ヶ丸「お前!いったい何をしている!?」
サイキック青年トム「やっと気づいたのか。俺たちは意味もなくつよしのバカをバカ呼ばわりしていたわけじゃない。バカであるつよしは他人からバカバカと言われるときのエネルギーを攻撃の威力に変換することができるとんでもないバカなんだ!これぞ秘技、『罵倒玉』……!!」
メカニックマニアSATOSHI「配信を見ている世界中のみんな!!!バカのために少し罵詈雑言を分けてくれ!!!せーの、バーカ!バーカ!」
暗黒プレジデント鬼ヶ丸「罵倒玉が……さらに大きく……!?くそぉ!!」
荒くれファイターつよし「聞こえるぜぇ……!世界中の人が……俺をバカ呼ばわりしている……!」
サイキック青年トム「ここまでだ鬼ヶ丸!!バカとして最上級のつよしの罵倒玉にお前は耐えられない!!!この巨大な罵倒玉は、バカつよしが世界中から本物のバカだと認められている証……つよしを超える大バカはこの世界には存在しない!!!!お前の敗因はつよしという人智を超越したバカの存在を見誤ったこと……『まさかこんなバカな人間が本当にいるわけがない』……その慢心がお前に隙を与えた!!!つよしがバカだからお前は負けるんだ!!!!!」
荒くれファイターつよし「準備完了だ……いくぜぇ……!!」
暗黒プレジデント鬼ヶ丸「や、やめろおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
荒くれファイターつよし「バカって言ったやつがバカじゃこのボケなすがああああああああ!!!!!!!!!!!!」
荒くれファイターつよしはサイキック青年トムに罵倒玉を放った。