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映画やドラマで安易に使われる「がん」。 闘病中の本人と家族の胸を締めつけるセリフたち。

オットと映画を観ている。
シリアスなストーリーではない。

さっきまで笑っていた。面白いね。と。
がん闘病中のオットの免疫力UPをかねて選んだ映画。

それが・・・ある場面で
一瞬で変わる。

「あいつは、がんで亡くなったよ」
「がんで、ガーン なんつってな」

この映画も・・か。

主人公が泣き崩れるシーン。
ほんとによくあるセリフ。

映画やドラマの中の話であって、自分たちとは関係ないことは十分わかっている。でも、がんという病名である必要はないよね。

映画やドラマで「がん」という言葉を安易に使いすぎ。

なぜ? 「がん」という病名でセリフをつくるのか。
「病気なんだ」 それでいいじゃない。

「がん」を不治の病いと見立てて、亡くなった原因にするシーンのなんて多いこと。

大人の事情なんだろうな。

がん保険のCMが流れると、あー保険会社がスポンサーなんだなと。
大人の事情から「がん」という言葉をセリフに入れたのかなと思ってしまう。スポンサーである保険会社に問い合わせがいくように、あえて不安を煽る仕掛けがしてあるんだろうなと、とも。

でも、、安易に使わないでほしい。

本人はもちろん家族も毎日毎日、がんと闘っている。
つらい副作用、リハビリ、これからの生活。不安な日々。

「がんで余命何日」
「がんでもう生きられない」「がんで亡くなった」

がん=死 みたいなセリフやめて。

がんって、100人いたら100人分のがんがある。
できた場所、時期、年齢、生活環境、要因を含めたら膨大な数の
症例数。生存率の数字だって全員にあてはまるものではない。

助かって元気に暮らしている人はたくさんいる。

だから、安易に使わないでほしい。
「がん」を死の原因のセリフにしないでほしい。

がんと闘っているとき、本人も家族も不安で仕方ない。
でも毎日の暮らしの中で、笑って過ごせば免疫力がきっと
あがる!

だから二人で観る映画は「よかったねぇ」とウルウルしたり
バカバカしいけど大笑いしたね、というものを選んでいる。
その時間は、がんを忘れていられる、本当に幸せな時間。

製作者の意図があるのだろうけど、
そのセリフ、「がん」である必要があるのか。
今一度、考えてもらえたら嬉しいなと思う、今日この頃でした。






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