第二回ふじえだ短編演劇祭観劇感想及び疑似審査

第2回ふじえだ短編演劇祭

3月14日・15日の2日間、藤枝市白子商店街にある白子ノ劇場で開催された
第2回ふじえだ短編演劇祭
を観劇してきました

昨年は俺の主宰する劇団Z・Aも出演させていただいたこの公演
第2回となる今年は当初6団体が出演予定でしたが、様々な事情で辞退する団体も2つあり、4団体での開催となりました
残念ではありましたが、各々に事情があったのでまた次の機会に出演していただけたらなと思います

ここからは俺が観劇をして感じた事などを書いていきたいと思います
また今回は審査が存在する賞レースなので、自分が審査委員だったらと言う目線で書いていきたいと思います
なので本来比べることが難しい(若しくは基準があいまいな)演劇に於いて比較しての評価・感想が出てくることをご了承ください
※こういう観劇感想を書く場合、あくまでも俺『木田博貴』個人の感じ方なので、この内容だけで判断はせず、自分の目で直接確かめていただくことを推奨します


会場に入り、客席に着くとしばらくして、この公演の主催者である「一般社団法人ユニークポイント」の山田さんが登場し、前説を担当
今の時勢に合わせた説明がなされた
そしてさっそく一組目を紹介していく
一組目は「創作処 愛染屋」(ソウサクドコロ アイゼンヤ)
昨年、Z・Aと共にこの公演に出演した団体であり、今回唯一の継続参加団体である
前回は賞を獲得できなかったと言う事も有り、この1年一つの目標として今日まで頑張って来た事が紹介される
山田さんなりの気遣いだろうか?2年続けて参加してくれた事への敬意も込められているのだろうなと解釈した

上演作品は「ハッピーバースデー」作:愛楽ゆか 演出:露木凛
出演:小林大峰、露木凛
団体紹介文
藤枝を拠点に自由な発想を持って活動する社会人劇団
2011年の旗揚げから「愛染屋でしか見られないスタイル」を貫いています
脚本の中に「自由に喋る」シーンが複数仕込まれており、物語のキャラクターたちの何気ない日常を役者が自由に生きる事により、物語の中で生きているキャラクターたちをより活き活きと描き出す芝居を展開

とのこと
以下、肝心の作品の感想です

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