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2023/6/22 スペースまとめ+考えたこと

今回は、このスペースのまとめと、それで考えたことです。
月末にかかり、びじっと業務も忙しかった+本業も忙しく、遅くなりました。

父性と母性とか

子どもを健全に育てるには、父性と母性が必要だと思います。
この場合の
父性:母性≠男性性:女性性≠男性:女性≠父親:母親です。
父性が必ずしも男性でもなく、母性も同様です。

母性は、子どもと一心同体の人、子どもがお腹痛くなったら自分のお腹も痛くなる人。「痛いね、つらいね」に共感する人。
父性は、「わかった!じゃあ病院行こうか、救急車呼ぼうか」という人です。

この父性と母性を、一人で出来る人も、もちろんいます。死別の場合は、一人でやらざるを得ない場合もあります。
が、一人で両方やるのは、とても難しい。
できる人は、とても優秀だと思います。

そして、ひとり親が優秀だとしても、子どもには、たくさんの人が関わるほうが良い。
子どもは、母性の人には、どこまでもわがままを言いたいし、父性の人にわがままを止めて欲しい。これは、表裏一体です。
それを両親がやってくれるのは、子どもにとって、とてもラッキーなことだと思います。

絶対に面会させるのが子どものためなの?

私は、原則そう思っています。
世の中には、もちろんすばらしい親ばかりではありません。
でも、子ども自身が自分で親を判断することが、とても重要です。
会えないままだと、子どもが会えない親に夢を抱いたり、逆に親を極悪非道だと感じたり、「自分が悪い子だから会えないのだ」と思いがちです。

また、思春期はとても正義感が強くなる時期なので、「離婚するぐらいだったら、結婚なんてしなかったら良かったのに!」と親を責めることもあります。

面会をすることで、離れて暮らす親も、一緒に暮らす親も、ただの人間で完璧ではないのだ、親も初めて親をやっているんだ、ということが少しずつわかってきます。
これは、子どもの自立の第一歩と言っても良いかもしれません。

子どもに嫌なことを言う、子どもをスパイのように扱う親の場合は?

こういうケースもあります。
この場合、原則「スタッフが介入し、必要に応じて親の発言を制止し、面会をする」という支援をびじっとは行っています。
子どもが嫌がる場合は、もちろんやりません。
ただ、子どもが嫌がるケースは、子ども自身が心にわだかまりを抱えているケースがとても多いので、子どもの傾聴をお勧めします。
それで、お父さんお母さんに言いたいことや、面会をしたくない理由を別居親さんに伝えたら、面会ができることもあります。

別居親に熱意がない場合

親の責任というものをあまり認識していない別居親もいます。
ですが、全然子どもの関心がないというケースは少数派で、「どうぜダメだろうと諦めている」「離婚したら子どもに会わないものだと思っていた」「子どもは、離婚したら別居親のことを忘れるのが子どものためになる」という誤った思い込みからのこともあります。

面会交流が、いかに子どもにとって大切かを伝えるだけで、面会に前向きになる別居親もたくさんいます。

今現在熱意のない親を切り捨てるのではなく、そっと背中を押すスタンスで、これからもやっていきたいと思います。

親に会えなくて、悲しい思いをする子どもが一人でも減りますように。



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