両眼視検査2【遠方プリズム付加テスト検査・外眼筋パワー】／６０日で完全マスター米国式２１項目検査

■　プリズム付加テストの意味

このテストは、簡単に言えば遠方視において、水平方向の外眼筋のパワー（力）を数量的に確認します。

＃８水平眼位テストやカバーテストで把握した遠方視での斜位の方向と量に対して「疲れや複視がなく安定させて眼位を維持できているか」の状態を確認します。

水平方向の内直筋（鼻側）と外直筋（耳側）

◎耳側筋肉「外直筋・BI（ベースイン）プリズム付加テスト」・・・遠方視時の開散力（眼球を開く）の筋力チェックです。内斜位が大きい場合はこの力がより必要です。
＊外直筋　⇔　内斜位　⇔　開散力（かいさんりょく）

◎鼻側筋肉「内直筋BO（ベースアウト）プリズム付加テスト」・・・遠方視時の輻輳力（眼球を寄せる）の筋力チェックです。外斜位が大きい場合はこの力がより必要です。
＊内直筋　⇔　外斜位　⇔　輻輳力（ふくそうりょく）

スポーツアスリートや深視力（しんしりょく）の弱い人は、この輻輳力の力と左右眼をコントロールする内直筋のバランスと”ため”が重要です。なぜなら知らずに距離感覚に反応が遅れてしまうからです。

■　遠見・BIプリズム付加テスト（＃１１）外よせ開散力

ベースイン付加テストで開散力の力を確認します。遠方視で内斜位があり、この外よせのパワーが弱いと「開散不全」となり特に物が二重に見えたり身体的不調を実感し日常生活に影響が出てしまいます。

■　遠見・BOプリズム付加テスト（＃９＃１０）内よせ輻輳力

ベースアウト付加テストで輻輳力を確認します。遠方視で外斜位があり、内よせのパワーが弱いと「開散過多・不全」となり運転時に支障がでます。
疲れや距離感覚の苦手があり集中力の低下を実感します。

真上から見た眼球・赤い部位内直筋で外斜位
のズレを補正し眼位を安定させている

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#１１BIプリズム付加テスト／＃９＃１０BOプリズム付加による両眼視検査 ／検査手順と判定テクニック集