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輻輳系トラブル2⃣【輻輳過多】の特徴と目の動き(動画)

■ 輻輳過多(ふくそうかた)の症状

輻輳関連での問題点として、この輻輳過多の目の人も意外と多い。
輻輳過多の人の目の特徴は、近方視をした際、視線が内側に入りすぎ(内側に向き過ぎ)るため、入り過ぎた目を開散力を使い正規の位置に開いて焦点を合わせます。

近方視(PC・スマホ・読書等)の時には、常に外直筋を使い目を開かせて見るので、輻輳不全の人よりもさらに目が疲れます。眼精疲労というよりも近くの文字を長時間見ることが困難です。
子供や若い人に多く、若くして老眼鏡である凸レンズ(+1.00)をかけると楽に文字が見えます。

なぜでしょうか?

私が書いてるマガジンで、「球面処方・プリズム処方」を見て頂いている人は直ぐに分かると思いますが、輻輳過多の人は、眼位が入り過ぎるので近くの文字に焦点を合わせるため外直筋を使い視線を開かせますが、もともと筋力にPWがない外直筋を長時間使うことはできません。これが輻輳力を使う内直筋との力の違いです。

メガネレンズとは、見えるだけの役割だけでなく眼球を内側に向けたり外側に開かせてくれたりします。
近方視で眼球が入り過ぎる目の人「輻輳過多」の人は、凸レンズのメガネをかけることで眼球が開き眼位の補正をレンズがしてくれます。
輻輳過多の人は「高AC/A比」のため+1.00のレンズを掛けることで十分でしょう。まったく疲れない楽にはっきり文字が見えます。

輻輳過多の人は近方視で内斜位が大きく、外直筋を使い眼球を開かせて文字を見るため長時間ピント調節維持ができない


■ カバーテストの「輻輳過多」の目の動き(動画)

① 顧客の前に立ち40cm位の位置に指先またはペン先をセット
➁ 交互カバーテストで目の動きを確認
③ 下記動画のような比較的大きな近方内斜位が観察できる

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