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#仕事術のはなし

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いまさら仕事術#3丨2割の時間で8割のたたき台をつくり、8割の時間で2割を仕上げる

00丨「いまさら仕事術」とは社会人になると「仕事のやり方」を当たり前のように知っていることになっています。 しかし、実際には教わることも・学ぶ機会も無く、なんとなく手探りでやっていることが少なくありません。 その中でも特に「暗黙知」的な仕事術をピックアップし、連載形式で紹介していきます。 今回のテーマは、「2割の時間で8割のたたき台をつくり、8割の時間で2割を仕上げる」です。 01丨80:20の法則パレートの法則:QCD7つ道具の1つのパレート図は、この法則にもとづく

集中できる環境にあえてせず、細切れに集中するという選択肢もある

「まとめて集中できる時間を確保して効率を上げましょう」「集中を乱すものを視界から取り除いて集中力を高めましょう」という仕事術を、読んだことがある方は多いかと思います。 では質問です。 集中力を乱すものを視界から取り除いた環境を整えることはできたでしょうか? 環境を整えられたとして、実際にまとまった時間、無理なく集中して仕事や作業にあたることができたでしょうか? 「集中できる環境を整える」「まとまった時間を確保する」は思った以上にハードルが高い理論的には仕事術で言われて

意志の力に頼らない!気が進まないタスクは、「5分だけ」手をつける

毎日ひとつずつ処理をしては、また増えていく日々のタスク。 すぐに着手して進められるタスクがある一方で、どうしても気が進まなくて、なかなか手がつけられないものもあります。 とは言え、仕事である以上はやらないわけにはいきません。 どうすればいいでしょう? 気が進まないタスクの正体タスクの内容は様々ですが、どうにも気が進まないタスクには一定の傾向があります。 例えば、 前にもやったことがあり、とても手間がかかった 初めてやる仕事で、どのくらい手間と時間がかかるか分から

予定が立て込んでいる日にこそ、あえて時間をとってタスクリストをノートに書き出す

毎月第1週と第4週は、月次の締め処理の関係でタスクが山積みとなります。 タスクの数が多かろうと少なかろうと1日で使える時間は決まっているので、焦る気持ちからついつい片っ端から片づけてしまいたくなります。 ただし、ここでむやみに手を付けたとしても、やらなければいけないことで「忙しい、忙しい」と頭の中がいっぱいになってしまい、気が焦るばかり。 時間は有限であることを「見える化」するそこでおすすめしたいのが、忙しいときほどあえて時間をとって、「今日のタスクリスト」を書き出すと

スケジュール管理は「予定を埋める」ためではなく、「余白を見出す」ためにある

現在一般的に使われている手帳は、その歴史において「時間軸の目盛り」を持つことで「タイムマネジメント」の概念を取り入れ、広く社会に普及してきました。 当時は「大量生産=成長」の高度成長期が背景にあったこともあり、「いかに時間を効率よく使いこなすか」が重視されるようになったためです。 では、すでに高度成長期を終え、「多様性による付加価値」が重視されるようになった現代社会において、「タイムマネジメント」の意義はそのまま時間効率管理のためのものなのでしょうか? 「予定を埋める」