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【遊び場すなば2023】鳥取砂丘に宿泊しながら360度カメラで撮影した映像作品まとめ

一生忘れられない「日本一のすなば」がある

 夜の鳥取砂丘はいつか360度カメラを持って撮影に行こうと思っていましたが、ひとりではなかなか足が向かず行けていませんでした。

 そんな中、八頭町出身の写真家水本さんにお誘いいただき、水本さん主催の「遊び場すなば2023」というイベントに申し込みました。国立公園である鳥取砂丘で宿泊しながら、星空や朝日鑑賞、撮影を体験するイベントです。

 手持ちのすべての360度カメラを持ち込んで一晩中撮りまくってやろうと意気込んで、必要と言われていた夏用の寝袋とマットなどを購入したり、8/12の当日に向けて準備を進めました。


当日は腰痛に休日出勤の中、無事参加

 前日の地元の隼プール祭のリレーでがんばりすぎて腰痛が出たり、また当日は10連休の二日目なのに休日出勤になったり、どうなることかと思いましたが、なんとか行くことができました。

 休日出勤後に砂丘に向かいました。到着した夕方にはまだ砂はかなり熱いと思っていましたが、すでに砂の温度は下がっていました。

真夏でも夕方の鳥取砂丘は灼熱ではありませんでした

 参加者のみなさんで集合してから水本さんの説明を聞いた後で、一度夕日を見に行くことになりました。他の参加者のみなさんと話をしながら歩いて行くのも楽しかったです。

馬の背の中腹から見た夕日

 自撮り棒に取り付けたInsta360 one RS 1インチ360度を持って撮影しながら馬の背に向かいました。一緒に歩いていたお子さんからは「魚釣りするの?」と言われました。ほぼほぼ釣り竿なのでそう思われても仕方有りませんね。

馬の背の中腹まで行くとキレイに夕日が見えたので、そこでカメラを自撮り棒で高めの場所に保持しながら日が沈みきるまで動画を撮影しました。

その時の動画をYouTubeの「やずわかさ谷VRチャンネル」にUPしています。

 夕日を見た後で宿泊の準備のために一度集合場所に戻りました。

宿泊と撮影の準備

 今回の鳥取砂丘での宿泊のために夏用の寝袋とマットを購入しました。毎日仕事が忙しく帰りがかなり遅かったので、仕事帰りに買いに行くことができず、会社が連休に入った初日でイベント前日の8月11日にヒマラヤで購入しました。これが今回はとても役に立ちました。

 撮影機材は手持ちのすべての360度カメラを持ち込むつもりでしたが、腰痛がでていたので機材を最小限にするために選別しました。

プロ用の360度カメラinsta360pro2は夜の撮影にはあまり向いていないことと大きくて重たいので諦めて置いて行きました。

小型で持ち運びやすい万能選手のInsta360 X3と夜の星空撮影が得意なInsta360 one RS 1インチ360度のふたつに絞りました。

荷物を持っていざ鳥取砂丘へ!

 準備した宿泊と撮影の荷物を持って再度鳥取砂丘に向けて出発しました。19時半ごろになるとほぼ真っ暗になっていたので漁り火を目印にして馬の背の方向を確認しながら向かいました。馬の背の中腹についてから、みなさんとそれほど離れない場所で平らなところを探してマットをひいて荷物を置いて場所を確保しました。

それから朝までの時間をフルに使って撮りたい映像を撮り続けました。

【RS 1インチ撮影その1】設定を変えながら長時間露出撮影

 星空をきれいに撮影するにはマニュアル撮影モードで長時間露出で撮影する必要があります。Insta360のX3やRS 1インチにはマニュアル撮影モードがあるのでいろいろ設定を変えながら星空を撮り続けてきました。キレイに撮影できる設定は撮り続けることで徐々にわかってきました。

 この日も最初にRS 1インチでシャッタースピード10秒から30秒、ISO100から3200の組み合わせでひたすら撮り続けました。

 この撮影のひとつめの目的は、その日に一番キレイに撮れる設定を見つけることです。これは次の撮影につながります。

 その日の状況にもよりますが、シャッタースピード15秒〜20秒、ISO400〜800のあたりがRS 1インチで星空がキレイに取れる設定です。撮影した静止画を動画にしたものをYouTubeにUPしています。

 ISOを2000まで上げると昼間のように明るい画像が撮れますが、星空はノイズが増えて星はきれいには見えなくなります。それでも動画にすると面白い動画になるのでYouTubeにUPしています。

 もうひとつの目的は、同じ場所で撮影した設定の異なる静止画をたくさん使って面白いVRコンテンツを作成することです。遊び場すなば2023で撮影したものではまだ作成できていませんので、サンプルとして隼の星空で作成したVRコンテンツを載せておきます。完成したら差し替えます。

【RS 1インチ撮影その2】一番キレイに撮れる設定でインターバル撮影

 この日の一番キレイに撮れる設定はシャッタースピード20秒、ISO500でした。

 この設定で22時24分から静止画のインターバル撮影を開始しました。モバイルバッテリーもつなげて撮影していましたので、後は待つだけなので一度寝袋で寝ることにしました。

 夜も遅くなると風も強くなり、聞こえる風の音も大きくなりました。そして真夏の割に意外と寒くなり、寝袋にも露がついて濡れていました。しっかりとした寝袋が本当に必要かと思いましたがしっかりと準備して行ってよかったです。意外と快適でぐっすり眠ることができました。一度起きてインターバル撮影を止めた2時59分までに368枚撮影していました。

 インターバル撮影した368枚の画像を使ってスマホのInsta360アプリで星の光跡有り無しで2種類のスターラプス動画を作成しました。

 YouTubeにUPしていますのでご覧ください。その中の77枚目と325枚目に流れ星らしきものが写っていましたので、流れ星が見えるかもしれません。

 さらにMacのInsta360 Studioアプリを使って連続のJPG画像に変換して、それをPremiere Proでインポートして360度動画を生成しました。それをそのままVR動画としてYouTubeにUPしました。(元映像は6.5Kですが、YouTubeでは4K)

 スマホでもジャイロを使ってVR的な表示ができますし、MetaQuestなどのVRゴーグルを使えば鳥取砂丘で漁り火と満点の星空を眺める体験ができます。

 さらに368枚の画像の中から36枚を抜粋してVRコンテンツを作成しました。こちらもスマホやMetaQuestなどのVRゴーグルで楽しむことができます。ジャイロでの操作ができるだけではなく、自動での回転再生も可能です。

 タブレットで表示してインテリア的に飾るのもいいと思います。私も会社でデスクの上のタブレットで全画面で再生しています。

【X3撮影その1】スターラプスモードで放置して撮影

 RS 1インチでひたすら撮り続けている間に、万能選手のInsta360 X3ではフルオートの「スターラプスモード」での撮影を開始していました。

 1m程度の自撮り棒に取り付けて馬の背の中腹の一番海側の砂に自撮り棒をさして砂を盛って固定して撮影しました。

 手間をかけずに保険的に撮影した映像ですが、Insta360のよくできたアプリにかかるとスマホひとつでここまでの映像に仕上げることができます。

【RS 1インチ撮影その3】鳥取砂丘の夜明けタイムラプス撮影

 一度起きてインターバル撮影を止めてから、真っ暗な夜から夜明けまでのタイムラプス撮影を開始しました。明るくなる前の4時頃から日の出の6時過ぎまでのタイムラプス動画が撮影できました。YouTubeに公開していますので、 鳥取砂丘の美しい夜明けをお楽しみ下さい。

鳥取砂丘の朝にはたくさんの人が朝日を見に来られていました。
そんな中、みなさんこんな感じで寝ていました。

 iPhone12Proでも撮影していた日の出前のタイムラプス動画のYouTubeに公開していますのでご覧下さい。

【RS 1インチ撮影その4】鳥取砂丘のど真ん中で撮影した360度静止画をアニメーションムービーに

 撮影をすべて済ませて荷物をすべて持って撤収しました。雲ひとつ無い青空でとても気持ちよかったので、ちょうど鳥取砂丘の中心付近を通過している時に撮影したくなり、最後に360度静止画を撮影しました。それをアニメーションムービーに変換したものをYouTubeにUPしています。

 気持ちよさがよくわかるムービーに仕上がっています。

【YouTube】「遊び場すなば2023」プレイリストを作りました。

 YouTubeの「やずわかさ谷VRチャンネル」にこの時の動画を集めた「遊び場すなば2023」プレイリストを作成しました。まとめてご覧いただけます。

「遊び場すなば2023」は最高の体験でした!

今回は鳥取砂丘国立公園で宿泊するという貴重な体験ができました。
水本さんお誘いいただきありがとうございました。

最高のコンテンツをたくさん作成することができました。
360度カメラの使い方もレベルアップできたと思います。

ひと晩撮影しながら流れ星は8個ほど見ることができました。
家族の幸せをたくさんお祈りしました。

国立公園である鳥取砂丘に宿泊できて、美しい漁り火や星空を眺めて撮影できるこの体験はとても価値の高いものだと感じました。この体験にとても可能性を感じたので、どうすればより高い価値を提供できるかを考えてみたいと思います。

また開催されると思いますので、みなさんもタイミングが合えば参加してみて下さい。次回以降の開催はFacebookやこちらのサイトでご確認下さい。


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