FUNDING FACTBOOK「株式会社LEAN BODY」
「FUNDING FACTBOOK」では、資金調達ニュースの対象となった非上場企業の調達情報を、登記簿謄本を確認し、その調達内容を詳細にスキームまで解説する。
この記事では、2021年01月12日に資金調達を発表した「株式会社LEAN BODY」の資金調達内容について取り扱う。
1. 株式会社LEAN BODYについて
株式会社LEAN BODYは2015年12月17日に設立された会社で、オンラインフィットネスサービス「LEAN BODY」の運営を行っている。
会社設立から2年経過した2018年3月に「LEAN BODY」をローンチしている。LEAN BODYのローンチ前の2017年には、LEAN BODYの原型となるようなサービスであるダイエット動画メディア「Lifmo」を展開している(2021年4月現在Lifmoはサービスクローズ済)。
■ サービスの内容
「LEAN BODY」は、オンライン上でフィットネス動画が見れるサブスクリプション型の会員制サービスだ。サービスを提供している株式会社LEAN BODYと契約している専属インストラクターが、オリジナルのコンテンツをサービス内で提供するサービス形態を採用している。
新型コロナウイルス感染症の影響により、LEAN BODYのような自室内でワークアウトを行うことを推進するオンラインフィットネスサービスは、世界的に注目されている。この分野で最も資金を集めている企業は米国の「ZWIFT」だろう。自転車を用いたバーチャル・サイクリングサービスを運営しているZWIFTは、2020年9月に4.5億ドル(約490億円)を調達している。
新たに立ち上がったサービスも多い。2021年2月にAngelラウンドで30万ドル(約3250万円)を調達した米国の「Zenia」は、動画コンテンツにスマホのカメラによる動画解析を組み合わせたアプリを提供している。ユーザーは、コンテンツ通りに体を動かせているかどうかを、画面上の表示や効果音によりリアルタイムに知ることができる。
2021年4月にシリーズAラウンドで630万ドル(約6億8500万円)を調達した「Moxie」は、個人のインストラクターが動画をアップロードするプラットフォーム(「Udemy」のインストラクター版といえばわかりやすいだろうか。)を提供している。
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