Apple、2024年の展望は? iPhoneは小幅進化か、ウェアラブルに注目
もうすぐ2023年も終わり。
ということで、今回はApple製品の2024年の展望をまとめました。
Appleの内部情報については、Bloombergの名物記者Mark Gurman氏が、今年発表した記事を典拠としています(Appleの公式発表ではなく、観測情報である点、ご承知おきください)。
📱iPhoneは小幅進化? AI導入も
例年秋に登場する新型iPhone。2024年はハード面での進化は大きくない見通し。
好きな機能を割り当てられる「アクションボタン」がProモデル以外にも導入され、さらに「ビデオ撮影の専用ボタン」も追加されると報じられています。また、Proモデルは画面サイズが大きくなる予定。
アクションボタン、私も便利に使っています。カメラ起動を割り当てて、旅行中にサッと撮れるのが嬉しい。
また開発中のiOS 18は、生成AIを本格導入した「野心的で魅力的な」アップデートになるとApple社内で目されているそう。
ガーマン記者によると、例えばSiriやメッセージアプリがより賢くなり、ユーザーへの返答や文章のオートコンプリートが改善される見通し。AI分野はAppleの出遅れが指摘されるだけに、出来栄えが注目されそうです。
⌚️Apple Watchは高血圧を検出へ
さらに来年、Appleの製品戦略で重要性が増すのは、身につけられるウェアラブルデバイス(Apple Watch、AirPods、Apple Vision Pro)だろうと、ガーマン記者は予想しています。健康分野を中心に、斬新な進化が見込まれるためです。
例年秋に登場する新型Apple Watch。来年の新モデルには、高血圧と睡眠時無呼吸症候群の検出機能が搭載される見通しです。心配する人が多い健康問題であり、新たな需要を生み出すと見られています。
また、Apple Watchの10周年に合わせ、デザインなどを大幅に刷新した「Watch X」モデルが計画されているとの報道もあります。
👂AirPodsが補聴器を革新?
AirPodsは来年後半、新モデルが登場する見通し。現在、第2世代と第3世代が販売されていますが、これを廃止して2種類の第4世代に置き換える計画。
今年9月に発売された最新AirPods Proと同じく、USB-Cによる充電に対応。2種類のうち上位モデルには、ノイズキャンセリング機能を搭載。AirPods Proより抑えた価格で、ノイキャンが使えるようになるでしょう。
さらに来年後半にはソフトウェアの改良により、補聴器機能が追加予定とのこと。ガーマン記者は「Appleは補聴器への取り組みが、数十億ドル規模の業界を一変させる可能性があると信じている」と伝えています。
また、AirPods Maxも来年末ごろに新モデルが登場して、USB-Cへの対応や新色の追加が行われる計画です。AirPods Proの新モデルは2025年となる見通し。
🥽Vision Pro、2月発売の観測強まる
そして、まったくの新商品となるApple Vision Proが登場します。
直近の報道によると、来年2月に米国で発売される見通しとのこと。目下、中国でフルスピードで生産していると言い、日本での早期発売も期待したいところです。
Vision Proは販売方法がかなり複雑で、Apple Storeで購入者の頭を専用アプリで計測する計画。最もフィットするパーツを組み合わせ、店舗で箱詰めします。
従業員はトレーニングが必要ですし、ユーザーにとってもiPhoneやApple Watchを買うときとは全く違った購入体験になりそうです。
Vision Proがどのような使い道でヒットするのか未知数ですが、Appleはメンタルヘルスに着目しています。瞑想機能の強化や、ポジティブ思考を促す機能などに取り組んでいると言います。
🌸iPad AirやPro、3月ごろ新モデルか
iPad Air、iPad Pro、MacBook Airは、新モデルが来年春に発売されると報じられています。
発売時期は、iPad AirとProは「3月末ごろ」、MacBook Airは「3月まで出荷されない可能性がある」と書かれています。
iPad Airには従来の10.9インチに加え、大画面を求めるユーザー向けに12.9インチも追加。iPad Proは、iPhoneで近年採用されている有機ELディスプレイを初めて採用。
MacBook Airは、より高速なM3チップを搭載するとのことです。
🗓️来年の展望
一連のBloomberg報道を踏まえて、来年の展望をまとめました。
Vision Pro発売を号砲にして、来年も話題の多い一年になりそうです。
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