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ワードやエクセル、Meta Questに登場 日本語入力が惜しすぎる

MicrosoftのWord」「Excel」「PowerPointが今月14日、Metaの公式アプリストアに登場しました。VRヘッドセットQuest 3、Quest 2、Quest Proなどで無料で使えます

Meta Storeに登場した「Word」

ゲーム用途のイメージも強いQuestシリーズですが、Officeアプリの使い心地はどうなのでしょうか。Meta Quest 3で試してみると優れた点がある一方、実用性については難点がありました(問題点から見るにはこちら)。


導入にはサインイン

まずはアプリストアにアクセスして「Word」「Excel」「PowerPoint」を入手します。必要な容量は、各アプリ2.31MBとコンパクト。

導入後のアプリ一覧

起動すると、Microsoftからサインインを求められます。

メアドを入力すると、確認コードがメールで届きました。Quest 3は周囲の風景が見えるパススルー機能が優秀なため、装着したままでもスマホで読みやすいです。

サインインが済むと、これまでもパソコン向けなどに提供されてきた、WordやExcelの無料Webアプリ版が表示されました。

文字や画像は見やすい

無料とは言え、多岐にわたる編集機能が使えます。文字や画像は精細に表示され、Quest 3での視認性は良好。

Word
Excel(表示しているのはサンプルデータ)
PowerPoint

複数の文書が開け、タブで切り替えられるのも便利です。

Meta Questシリーズでは最大3つのウィンドウを表示できるので、Word、Excel、PowerPointをすべて並べることも可能。ブラウザを起動して調べ物をしながら、WordやExcelを使うこともできます。各ウィンドウの端を動かせば、サイズ変更も簡単に。

以前マイクロソフトの公式ブログに掲載された、以下の画像に近い作業環境が実現できそう、そんな期待が湧いてきました。

Microsoftの公式ブログより

ただ、大きな問題が

WordやExcelでの作業は文字入力が多いので、キーボードをBluetooth接続して使いたいところです。しかしMeta Questシリーズは現時点(2023年12月)で、外部キーボードによる日本語入力に対応していません

今回もWordで試しましたが、やはり英字しか入力できませんでした。

そうなると実用性に難あり。惜しい、惜しすぎる・・・。日本語入力がもしも解決されれば、かなり良い作業環境が実現できそうなのですが。

ちなみにQuest 3のマイクを使った、Wordへの音声入力は日本語も動作します。

句読点や改行の入力もスムーズ。ブラウザで調べ物をしつつ、Wordに音声でメモを取るといった使い方ができそうです。

音声入力の一例(Microsoft公式サイトより)

さらにExcelやWordは、来年発売のApple Vision Proでも使えると公表されています。こちらはどんな使い勝手が実現されるのか、とても楽しみです。

Vision Proの発表映像(WWDC 2023)より

▼この記事には動画版もあります(内容はほぼ同じです)

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