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3. 日本人配偶者ビザ取得のポイント

日本人配偶者ビザを取得するためのポイントは2つあります。

1. 日本で結婚生活を続けていくことができること→結婚の継続性や安定性

2. 偽装結婚ではないこと→結婚の信ぴょう性

具体的には、以下の点が重要となります。

(ア) 経済状況
夫婦で婚姻生活を続けていく経済力や安定性があるかどうかが重要です。

夫婦の収入が少ない場合や、夫婦共に無職である場合などは、婚姻生活を安定的に続けていくことは難しいと判断されてしまう恐れがあります。

収入が少ない場合でも現在の収入で家族が不自由なく暮らすことができ、将来的に日本での生活を続けることに問題がないことを証明する必要があります。

なお収入については、住民税の課税・納税証明書などで確認されます。収入がいくら以上であればOKというような明確な基準があるわけではありませんが、税金をきちんと納めており、安定した生活が可能と思われる収入や資産が必要となります。

(イ) 結婚歴、離婚歴
日本人が、過去に外国人と離婚・再婚を繰り返している場合や、養子縁組・離縁を繰り返している場合には、なぜそのような事になったのかの説明と、その説明の立証資料の提出が必要となります。

(ウ) 年齢差
夫婦の年齢差が大きい場合、審査が厳しくなる傾向があります。この場合、年齢が離れていても夫婦としての実態があるという詳細な説明と、その説明の立証資料の提出が必要となります。

(エ) 出会い・交際のきっかけ
出会いのきっかけが結婚紹介所や出会い系サイトなど場合には、2人が出会った経緯や交際や結婚に至るまでの経緯の詳細な説明と、その説明の立証資料の提出が必要となります。

(オ) 交際期間・会った回数
日本と海外の遠距離恋愛のため実際に会ったのは数回というような極端に会った回数が少ない場合や交際期間が短い場合には、2人の出会いから交際・結婚に至る経緯の詳細な説明と、その説明の立証資料の提出が必要となります。

(カ) 同居
審査に当たっては夫婦の同居が重要視されます。しかしながら結婚に対する考え方の多様化や、単身赴任のようにどうしても同居できない事情がある場合もあります。何らかの事情で同居していない場合には、同居はしていないけれど婚姻関係の実体があることを証明資料とともに説明する必要があります。

日本人配偶者ビザを取得するためには、十分な資料と説明のために事前の準備をしっかり行う必要があります。

次は実際の申請方法について説明していきます。


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