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『論語とサッカー』

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指導者は、専門的能力と基礎的能力の両方を選手以上に高め続けることで、子ども達に前に指導する者として立つことができます。 ここではサッカーを通した人間形成と指導者自身の自己形成のた…
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記事一覧

学びて時に之を習う、亦説ばしからずや

子曰く、学びて時に之を習う。亦説(よろこ)ばしからずや。朋遠方より来たる有り。亦楽しからず…

virtus.koike
8日前

躬自ら厚くして、薄く人を責むれば、則ち怨に遠ざかる

子曰く、躬(み)自(みずか)ら厚くして、薄く人を責むれば、則ち怨(うらみ)に遠ざかる。 子曰、…

virtus.koike
4週間前

人にして遠き慮り無ければ、必ず近き憂い有り

子曰く、人にして遠き慮(おもんばか)り無ければ、必ず近き憂(うれ)い有り 子曰、人而無遠慮、…

virtus.koike
1か月前
1

憤せずんば啓かず、悱せざれば発さず

子曰く、憤せずんば啓(ひら)かず。悱(ひ)せざれば発(おこ)さず。 一隅を挙げて、三隅を以て反…

virtus.koike
2か月前
1

己の欲せざる所は人に施すこと勿れ

子貢問いて曰く、一言(いちげん)にして以(もっ)て終身これを行うべき者有りや、と。子曰く、そ…

virtus.koike
3か月前

性相近し、習い相遠し

子曰く、性相近し。習い相遠し。子曰く、唯上知と下愚とは移らず。 子曰、性相近也。習相遠也…

virtus.koike
3か月前
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義を見て為さざるは、勇無きなり

子曰く、其の鬼(き)に非(あら)ずして之を祭るは、諂(へつらう)うなり。義を見て為さざるは、勇無きなり。 子曰、非其鬼之而祭之、諂也。見義不為、無勇也 (為政第二) 世の中には正しいことと不義がある。例えば自分達の祖先ではない他者の霊を祭るのは、他者に取り入ろうとする不義である。逆に正しいとわかっていながら、実行しないのは勇気がないからである。 利己主義 孔子が生きた時代の祭りは天神・地祇・人鬼の三つでした。人鬼とは祖先の霊を指します。祖先の祭りは身内が行うもので、他の

君子は諸を己に求め、小人は諸を人に求む

子曰く、君子は諸を己に求め、小人は諸を人に求む 子曰、君子求諸己、小人求諸人 (衛霊公第十…

virtus.koike
4か月前

君子は言に訥にして、行ないに敏ならんと欲す

子曰く、君子は言(げん)に訥(とつ)にして、行(おこな)いに敏(びん)ならんと欲す 子曰、君子欲…

virtus.koike
4か月前
1

歳寒くして然る後に松柏の彫むに後ることを知る

子曰く、歳寒くして、然(しか)る後に松柏(しょうはく)の彫(しぼ)むに後(おく)ることを知る 子…

virtus.koike
4か月前
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今女は画れり

冉求曰わく、子の道を説ばざるに非ず、力足らざればなり、と。子曰く、力足らざる者は中道にし…

virtus.koike
5か月前
4

之を如何せん、之を如何せんと曰わざる者は、吾之を如何ともする末きのみ

子曰く、之を如何せん、之を如何せんと曰わざる者は、吾之を如何ともする未(な)きのみ 子曰、…

virtus.koike
5か月前
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之を知る者は之れを好む者に如かず、之を好む者は之れを楽しむ者に如かず

子曰く、之を知る者は之れを好む者に如かず、之を好む者は之れを楽しむ者に如かず 子曰、知之…

virtus.koike
5か月前
3

學びて思はざれば則ち罔し、思ひて學ばざれば則ち殆し

學びて思はざれば則ち罔(くら)し 思ひて學ばざれば則ち殆(あやう)し 子曰、学而不思則罔、思而不学則殆 (為政第二) 教わるばかりで自分で考えないと知識や情報をたくさん得ても力はつかない。逆に自分で思考するばかりで、人に学ばず知識や情報がくても、考えが偏ってしまう。 習い過ぎていないか 日々子ども達を指導をしている中で、習い過ぎる選手になっていないか心配になる面があります。 学校に行った→勉強をした=成長 グラウンドに行った→練習をした=成長 ではありません。 知識を