《16話》オーディションの裏側〜ある日の理不尽な?会話〜
あおちゃんのノドの調子が悪く💦脚の付け根の痛みも一向に良くならない、そんな、とある日のお話しです。
翌日にオーディションの予定がありました。しかもしかも、第一次、第二次と勝ち抜いて、最終審査!これは力が入りますよねっ!
と言う事で、万全の対策を立てて臨みたいのですが、今日は流石の私も、どーしたものなぁ💦と頭を抱えていました。
椿『出来る事なら代わってあげたい』
私が呟くとママが言いました。
ママ『私は代わりたくない』
えええええっ???
百歩譲ってオーディションなんて受けたく無いと言う意味だとしても、身体くらいは代わってあげたいとか無いのかな、あおちゃんはどう思ってるのかな?
と、慌ててあおちゃんを見ると
『ママに代わったら落ちるからいらない。そもそもあがり症だし踊れないし』と明らかに語っている顔。
(作ってませんからね💦長年の付き合いなので以心伝心でわかるんです)
ひえーーーー💦
恐るべしあおい親子。
親子とはこーゆーものなのか、と感心しながら
椿『あ、いや、私が代わりたいのは痛み、だよ?代わりにオーディション受けるとかじゃないんだけどなぁ💦』
しーーーん(泣)
(時間の経過)
椿『で、でもさ、なんか分かんないんだけど上手く行くような気がするんだよね‼️』
ママ『身体がボロボロの時に限って良い事が起こりますしね』
蒼『じゃあ、もっとボロボロになって・・』
お〜〜い‼️どーしてそういう展開になるのかなぁ??
何事もコインの裏表。良い事とそうでない事がシンクロしてたりしますから、そう言う部分もあるとは思うんですが💦
(話題を変えよう)
椿『それにしても、あおちゃんがこんなに明るい子に成長するとは思わなかった。やっぱりママの遺伝子かな?』
ママ『私はこんなにアホじゃありません』
うっ・・・
椿「た、確かに一理あるかも?でも系統は違うよねっ。あおちゃんは天然系だし、ママはエスプリ系?」←そんなのあるのか?💦
ママ『あおいは常識を知らないだけです』
椿「まぁ、確かに常識は・・・」
いやいやいやいや!
つられてはいけないぞ💦
ママの発言は、お笑いのツッコミみたいなものなのでw流すクセがついてしまってるけど、本当にそれで良いのか?あおちゃんは傷ついてないのか?
不安になってあおちゃんを見ると
「ママにだけは言われたくない」と(顔が)言っているw
あー。
この親子の場合、これが通常運転だった事を忘れてた💦
オーディションは事務所との忖度が働くので、それがないと、ほぼムリな世界💦初めから合格者が決まってる事も多々ありますし(泣)
なのでそれを持たない私たちの攻略法は、経験とカンと運と情報💦
と言う事で、私は事前に経験と情報を元にAIを上回るであろう分析力で(←自分で言う?)先読みをし、その推理をあおちゃんに伝えます。
後は本番にあおちゃんが、事前情報と現場の違いを如何に感じて立ち回れるか、が勝負!
毎回、持ち前の度胸と経験と、何よりあおちゃんの持つオーラの輝き✨を最大限に活かして頑張ってくれます!が、今回は身体の調子が悪すぎて💦
どうしよう(泣)
自己PRはイメトレしたからバッチリだし、歌は積み重ねがあるから、練習してなくても何とかなるだろうから、
問題はダンスか・・・
あおちゃんは真面目過ぎて、手を抜くとか臨機応変とか、優先順位を考え立ち回るのが苦手なんです。
なのでとりあえず、うまくごまかす方法をアドバイス。
例えば、同じ振付を何人かで踊ってる時、1人だけ脚を上げなかったり、回ってなかったりすると目立ちますが、上げる足が違ってたり、回る足が違ってても、ほとんどわかりませんよね。
そんな感じで享受します。
当日、オーディション終了後、あおちゃんからLINEが入りました。
最終人数や他の候補者の事、無茶振りが来た事などを報告してくれました。
うーーむ💦
大手事務所の子もいるし、大手ミュージカル経験者も居るし、前回の出演者もいるとか、かなりの面子だな。
でも、そこに残るってある意味スゴイ!!スゴイぞ、よくやった!←まだ終わってない。
そんな奮闘を心の中で繰り返しながら、毎回あおちゃんからの合格報告を待つ私です。
宜しければサポートをお願いします<m(__)m> お気持ちを無駄にすることなく、これからも精進していきます。