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バーチャルお寿司の作曲歴・初期衝動編

どうもこんにちは!

音楽やってて、作詞・作曲・カバー・演奏・ライブどの工程が好き?と聞かれれば真っ先に「作曲!」と答えるバーチャルお寿司です🍣

そんなわけで今回は、ぼくがいつごろから作曲を始めて、どんな仕事をしてきたかを簡単にご紹介していきたいと思います。それを通して、ぼくがなぜお寿司の姿になってまで作曲をしてるのか、何を喜びにしているのかをお伝えできたらと思っています。

はじめての作曲

作曲はじめたのは、高校1年の夏、16歳のときでした。それまでクラシックピアノはちょこっとやっていたし、中学の頃からギターで弾き語りとかしていたから音楽活動自体はスタートしていたんだけど、音楽やるならオリジナルを作らなくちゃ、という気持ちが漠然とあって、いっちょやったるか、と思って作曲しはじめたのが最初でした。

100均のスケッチブックを買ってきて、その1ページに歌詞とコードと、曲のイメージの絵を書いたりしてました。当時録音機器で主流だったのはMDだったんだけど、ぼくは録音できるMDプレイヤーを持ってなくて、親が昔使ってたふるーいポータブルカセットテーププレイヤーで録音してました。多分実家にはその時のテープが山ほどあるはず。ちょっと聞き返したくなってきたな。ある程度気に入った曲ができると、録音できるMDプレイヤーを持ってる友達に(嫌な顔されつつ)機材を貸してもらって録音してました。

この時の気持ちは未だにずっとあって、「音楽やるならオリジナル作らなきゃ」って勝手に至上命題のように思ってて、仕事でも趣味でもずっと作り続けたいなと思っています。


ある言葉に出会って曲が変わった

そんなこんなで高校の軽音楽部で組んでたバンドでオリジナル曲を演奏して文化祭でやったりしてました。コピーするのがあんまり好きじゃなくて、ただひたすらオリジナルばっかりやってたから全く演奏が上達しなかった…。だから今でもどの楽器もふわっとくらいにしか弾けないんです。(これめっちゃ課題)

大学は文化系の学部に行っててそこである言葉に出会いました。それは天才バカボンなどでお馴染みの赤塚不二夫先生の言葉です。

「いい漫画を描きたいならいい映画をみろいい絵をみろいい本を読め」(たしかこんな感じの言葉だった)

それまで人並みくらいしか読書も映画鑑賞もしてなかったので、その言葉がずしーーんと心に響きました。それでひたすらアカデミー賞の映画を上からガシガシ見たり、有名な小説をかたっぱしから読んだり、展示なども積極的に見に行ったりしました。それと同時に音楽も古いところをイチからディグっていきました。そうすることで、それまで自分の中にあるものでしか音楽を表現できなかったのが、ちょっとだけ広い視点で音楽をつくることができるようになってきたと感じられました。

音楽だけではないけれど、芸術には歴史があって、最先端で活躍しているどんなにオリジナリティのある人たちも、みんな長い歴史の続きに立っている、というのをなんとなく肌で感じることができました。もちろんそんなに簡単に理解できることではないけれど一端に触れるということがまず大事なのかなと思っています。

すると、もっと自分の内情をえぐり出すような曲をつくりたいという欲求に変わっていきました。ポップスの構成に囚われない曲を作ってみよう、今まで使ったことのないコードを使ってみよう、クラシックや現代音楽のアイデアを使ってみよう、などなど、いろいろ実験しながら曲をつくるのが楽しくなってきました。そうして作った曲たちは、今聴くと突拍子もないものも多いけど、未だに自分の宝物になっています。


はじめての自主制作アルバム

ぼくには大学生になった時にひとつだけ定めた目標がありました。それは「オリジナルアルバムをつくる!」という目標です。ビートルズのサージェントペッパーのようなコンセプトのあるアルバムや、レディオヘッドのOK Computerや、はっぴいえんどの風街ろまん のような、アルバム通して聴いたときに独自の音世界が表現されたオリジナルアルバムを卒業まで絶対につくる!と大学入学のときにこころに定めていたんです。気づけばもう4年生でした!!!

曲はもうすでにたくさん作ってあったので、あとはアレンジと録音です。このときはじめてDTMをイチから学びました。学んだと言っても本を一冊買ってひたすら読みながらやりました。周りにDTMをやってる人がおらずめっちゃ孤独でした。

でもはじめてのDTMはとっても楽しかった。これまで頭の中にあった曲のイメージが再現できる喜びが凄まじかったです。そうして卒業旅行もいかず家で一人でセコセコ作ったアルバムが卒業式の日に完成して、仲良かった友達たちに聴いてもらいました。これまでライブや簡易で録音したものでしか自分の作った曲を聴かせられなかったのが、自分のイメージに限りなく近い形で表現できたものを聴いてもらえて、それについてれ反応がもらえるというのが本当に嬉しかった。未だに作曲をやる一番の喜びはここにあると思います。

まだバーチャルお寿司になってから自分自身のオリジナル曲を出せてないので、いずれ、近いうちに必ずオリジナルアルバムを作るんだ、という闘志をふつふつと燃やしています。

そんなわけで、時間はかかったし、人よりゆっくりだったかもしれませんが、作曲をする楽しさ、人に聴いてもらえる喜びを見つけていきました。

・・・では、これで初期衝動編はおしまいです。次はお仕事編を書くつもりです。noteは気まぐれに更新していきます。「なんか特に読みたいものないけど、変に神経倒撫でるものもみたくないなー」という時のおともにしてもらえたらと思います。ではまた🍣


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