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【第1回VL Music Awards】夕影ミコト 【VIRTUAL LOGUE賞】

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選評(VIRTUAL LOGUE)

 夕映えの街にとつぜん見知らぬ街角が現れたなら、聴き知れぬ歌をたどつて喫茶アリヱスをおたずねなさい。

 夕刻の鐘を撞く古時計
 色褪せた木版画
 ただよふ紅茶の香り

 今と昔が鬩ぎあふ大正浪漫のステヱジにて
 男とも女とも人とも知れぬ声楽巧者のマスタアが
 歴史と音楽の世界へあなたをいざなふと申します。

 さて今回の『ト或ル喫茶ノ御伽噺』と申しますは、
 哀愁ただよふ手風琴のしらべから始まるなんともレトロモダンな楽曲にございます。

 弊誌の編集長も「あゝ、じつにわたし好みのハイカラだね」とたいそうお気に入りの様子でして、わざわざ取り寄せたレコオドを記事に筆を執る間も編集部の電蓄にかけつぱなしにしていらせられました。

 みなさま、とくとご一聴あれ。
 そして、願わくば喫茶アリヱスへひとたびお越しのほどを。

編集後記
 夕影ミコトさんは個人勢をサポートする「V-WaVE PROJECT」に参加されていますが、今回は曲げてVIRTUAL LOGUEから特別に表彰させていただきました。ご了承ください。

受賞者コメント(夕影ミコト)

Q1.自己紹介
 初めましてごきげんよう。

 オペラ系大正浪漫中性アイドルVsingerの夕影ミコトです。
 前書きが長いので夕影ミコトだけでも覚えていってくれれば嬉しいな。

 今は主にSHOWROOMで「文化喫茶アリエス」という形でルームを開き、歌や雑談を皆さんと楽しんでいます。
 YouTubeは歌ってみたやコラボ動画の記録場です。

 SHOWROOMではイベントに出ながらリスナーさんとの脳死会話を楽しみつつ、初見さんをとっとこ走らせたり、アニメソングやボーカロイドからオペラ・ミュージカルまで幅広く歌っています。

 YouTubeでは今後アレンジした歌ってみたやオリジナル曲を出していく予定です。

Q2.受賞の感想
 まずは本当にありがとうございます。
 VIRTUAL LOGUE賞とのこと、大変光栄です。凄く嬉しいです。何かの賞を頂くってこんなに嬉しいんですね。

 編集長さん、30回は受賞曲きいてくださったとの事で「いや僕より聞いてるぅ!」ってなりました。本当にありがたい。ありがとうございます。

Q3.受賞曲について
 Reverse Realさん主催の「Vtuberオリ曲コンピ」で作曲者さん(Sebastianさん)とあみだくじでコンビになって作った初めてのオリジナル曲です。

 コンセプトとしては「和風サンホラ」。
 楽曲は完全に西洋で、歌詞は日本語縛りという僕なりの和洋折衷を表現しました。
 僕がインターネット上で開く「文化喫茶アリエス」とそのリスナーさん達とで作った世界を、作曲者のSebastianさんも店に遊びに来てくれて吟味した上で作った楽曲でした。

Q4.歌を始めたきっかけ
 いわゆるクラシック声楽を習い始めたのは歌の教育機関に入ってきちんと学問として音楽を学びたいと思った時です。
 それまではただ歌うことは好きだな、楽器を演奏するのが好きだな、くらいのものでした。
 その後店を開きつつお仕事で歌ったりお芝居したりとまったり生きていたらVtuberという活動方法を紹介されすすめられて今に至ります。

Q5.歌にまつわる思い出
 思い出というのとは違うかもしれませんが、
 何事も一朝一夕では成せない事を学びました。
 頑張れば評価される訳でもなく、運や間に左右される。果ては評価する誰かの好みにもよる。
 そんな世界で暫く生きて、歌うことが楽しくなくなった時も、歌えなくなった時も、音楽を聞く事すら出来なくなった時もありました。
 されどそこから、苦しかろうが辛かろうが泥水すすろうがみっともなかろうが、それでも歌わねば生きてはゆけぬと覚悟を決めた時からはずっと歌と生きるのが楽しいです。

Q6.歌の醍醐味とは?
 スポットライトを浴びて拍手を頂いた時。
 拍手してくださる方々の顔が見えた時。
 その人の人生のひと時に自分が少しでも間借り出来たと感じられた時。
 「来てよかった」「聞いてよかった」と言われた時。

Q7.人生は旅です。あなたはこれからどこへ向かいますか?
 きっと沢山の世界を見て、また歌がただ楽しい此処へ戻ってきます。

夕影ミコト

無題 (8)

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SHOWROOMで活躍中のオペラ系大正浪漫中性アイドルVsinger。
こちらの『少女レイ』も必聴の出来栄えです。


お帰りの際はぜひ「文化喫茶アリエス御土産売場」にお立ち寄りください。
受賞曲『ト或ル喫茶ノ御伽噺』もございます。


あなたはおいしいコーヒーを飲んでもいいし、たのしい歌を聴いてもいいし、わたしをサポートしてもいい。