Vtuberがテレビ番組に出られない理由。スターになれるのは、あの人しかいない!
以前こんな記事を書きました。
Vtuberがこれから来るぞってな感じで勢いに任せて書いたわけなんですが、そのせいで他文化を貶めるような雰囲気の記事になってしまった気がして少し反省してます。
で、早速なんですがこの記事に対する反論を自分で思い付いてしまったのでひっくり返してしまおうと思います。
つまり、Vtuberがテレビタレントになることは出来ない、という悲観的な主張です。
CMで使われたり歌番組に呼ばれることはあっても、通常のバラエティ番組やトーク番組に出演する、ということは残念ながら今後もほとんどないというのが私の見解です。
こういうときよくあげられる3つの理由について、触れていきたいと思います。
1.文化が浸透していない
たしかに、Vtuberという存在が一般世間に完全に浸透しているかと言われると微妙です。
しかしながら、それはVtuberが番組に呼ばれない直接的理由にはなりません。
インスタグラマーだろうがティックトッカーだろうが人気さえあればインフルエンサーとして呼ばれますし、
XのフォロワーやYoutubeの登録者が100万人を超えるVtuberにはそれだけの影響力があるでしょう。
それと、1年半も前にテレビのど真ん中でVtuberがネタにされてるので、言うほど認知度が低い訳でもなさそうです。
2.技術的に難しい
いやいや、コロナ禍でZoom使ってトーク番組とかやってたじゃないですか。
まあ色々とやれることは限られてくるとは思いますが、それが大きな原因とは思えません。
トークだけの番組とかワイプで映像見る番組、背景透過して合成してるような番組だってあります。
それらに出ることに技術的な問題はそこまで関わってこないのではないでしょうか。現にガリベンガーVという番組が今も存続しているのがその証左です。
3.実力がない
要は番組を成立させる力がないから呼ばれないという意見です。Vtuberにお笑い芸人みたいなトーク力はありませんからね。
だからといってそれがテレビに出られないことに直結するとは言えないでしょう。番組にはいろんな役割の人がいて、それぞれの役割を果たせばいいわけです。
インフルエンサーとしての大きな仕事は、出演すること自体と、それをSNSで報告することなんじゃないでしょうか?
とすれば、Vtuberにもそれは当てはまる。果たせる役割はあると思います。
なぜVtuberはテレビ番組に出られないのか
それは、そもそも配信者はテレビに出られない(呼ばれない)からです。
考えてもみてください。もし人気配信者がテレビタレントになれるのであれば、加藤純一がその枠にとっくに入っています。
その名前が出されるのを嫌がる人もいるかもしれませんが、一旦我慢してください。
彼が金ネジキというゲーム配信で40万人を集めたのは2年前。それ以前から彼は10万人近くの同時接続数をコンスタントに叩き出す、世界トップの配信者でした。
そんな人間ですらテレビ番組に出ていない。
もしかしたら彼のポリシーでそうしているのかもしれません。
ですが、彼の周りに居るトップ配信者や、ストリーマー界隈と呼ばれる関さんや釈迦さん、k4senさん、
毎日のように数万人を集める実力者にも関わらず漏れなく出ていない。
つまり、技術的にどうとか文化的にどうという、Vtuber特有の問題はさほど重要ではなく、
本質は配信者がテレビに出られないこと、そして人気Vtuberの多くが配信者であることなのだと思います。
配信者がテレビに出られない理由
一つは、その紹介の難しさです。
同時接続数という概念はそもそも一般的ではなく、YouTuberを紹介する際は基本的にチャンネル登録者数や再生回数が用いられます。
これらが伸びにくい配信者は、数字のインパクトが薄いのです。
さらに、この動画がバズった!みたいなものが1つあると、テレビ的にはその動画を流すだけでその人を簡単に説明できるので、使いやすいのでしょう。
ただもう一つ、私は配信者がテレビに出づらい状況になっている理由に思い当たっています。
2つ目の理由というか、全て引っくるめての根本的な理由です。
それは、配信者とテレビは競合しているということです。
動画と違って拘束時間が長い配信を行う配信者は、テレビからすれば大事な顧客を奪う存在。
つまり、配信者がテレビに出て人気になってしまうのは業界にとって損。
その上もし同時接続数を人気の指標としてしまったら、それは同時にテレビから視聴者が離れてしまっている証明になりうる。
少し話が飛躍しているかもしれませんが、そういった裏側があってもおかしくないと思っています。
Vtuberがテレビ番組に出るために必要なこと
まずは動画中心のスタイルにして、再生数や登録者数を伸ばすことが重要です。
キズナアイがダウンタウンDXに出たときも、くくりとしてはYouTuberであり、動画の再生数や登録回数が押し出されていました。
それから、バズらせ力の高いインフルエンサーであること、表舞台で場馴れしていることも大事です。
そんな条件満たせそうなVtuberは現状存在しな……
いや居たぁっ!!!!
去年9月から動画中心のスタイルへ移行した月ノ美兎委員長だ!!!
インフルエンサーとしての実力も確かで、さんぽ神というボードゲームが最近アプリ化したらしい。
しかもにじさんじのくじじゅうじというレギュラー番組をAbemaでやっていたり、にじさんじの公式はテレビっぽいバラエティも多いので場馴れはバッチリだ!
動画が1つでも大バズりすれば、それをキッカケにテレビに進出していくのは想像に難くない。むしろ飄々としたトークが目に浮かぶようです!!!
少し鼻息が荒くなってしまいましたが、私は別に月ノ美兎委員長がテレビタレントになることを期待しているわけではありません。
ただ、テレビに出てYouTuber達の広告塔になったHIKAKINのように、Vtuberを世間に知らしめる存在になってほしい、
なれるとすれば、それは現状月ノ美兎しか居ないのではないかというのが私の考えです。
HIKAKINから手渡された金の盾。それはYouTuberが一般化し、広告塔としての役目を終えたHIKAKINが次世代に意思を継ぐためのバトンなのかもしれません。
Vtuberの華々しい未来に向けて、起立、気をつけ。以上、バーチャルさんを見ているがお届けしました。
(決まったッッッッ!)
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