ReGLOSSが生まれた理由と現状の分析。目指すはユニット単独ライブ!
ReGLOSSは、歌やダンスでの成長というテーマで、hololive DEV_ISという新しいグループからデビューしたタレントグループです。
hololive DEV_ISというのは、従来のVtuber活動に加え、何か1つの内容に対しての挑戦をユニット単位で行い、共に成長していくことをテーマにしたグループです。
そして最初にデビューしたのが「歌とダンスの成長」をテーマにしたReGLOSSというわけです。
私が思うに、hololive DEV_ISを作った一番大きな目的はユニット売りの強化です。
期生売りというものをそこまで重視してこなかったホロライブにおいて、同期というくくりでなくユニットとしてデビューしたのが秘密結社holoXでした。
今までのようにある程度の統一感を持たせるだけでなく、秘密結社という1つの集団として、一人一人に役割を持たせることによってユニット感を強めたわけですが、
結果的にholoXは各々の活動方針が違ったために、ユニットとして結束するのに時間がかかってしまったんです。
かといって活動を1つに絞ったグループを作ると、イノナカミュージックのようにホロライブと分離されてしまいます。
ユニットとしてしっかり売るためには、バラバラにならないよう1つの方向性を持たせつつも、既存のホロライブと上手く融和していくバランスが大事です。
そこで新しく作られたのがhololive DEV_ISというわけです。
そもそも歌やダンスという分野において、Blue JourneyやHoshimatic Projectというのがありますし、
最近だとソロライブを開催するメンバーも増えてきています。
新しい挑戦や成長コンテンツというのは既存のホロライブでも十分可能なはずです。
であるとすれば、hololive DEV_ISが一番やりたいのはあくまでユニットとしての挑戦、成長です。
それによってグループの結束を高めたり、視聴者からユニットとして強く認識してもらうことが真の目的なのだと思います。
そのhololive DEV_ISから歌とダンスがテーマのグループが最初にデビューしたのは、既存のホロライブとの融和において有利だからです。
新たな運営方針を取るにあたって拒否反応が出ないように、今までのホロライブのイメージから逸脱しないようなテーマ選択をしたわけです。
歌とダンスがテーマということで、ReGLOSSのオーディションにおいては歌唱力審査があったそうですが、
おそらくこれはグループとして足並みを揃えるために足切りラインを設定しただけで、基本的には活動者としての個性や実力を見ていると思います。
ただ音乃瀬奏、轟はじめの両名はそれぞれ歌、ダンスの実力を大きな理由に選ばれたのだと推察します。
歌とダンスというテーマを印象付ける、あるいはグループ内での成長を促すといった役割があるんじゃないでしょうか。
ちなみにそうした役割とは別の、設定上の役割というのはReGLOSSには存在しません。これはholoXとは対照的です。
holoXのように役割を課してしまうことでイメージが固定化されることや、ボス的存在を作ることによるプレッシャーの集中を避けたのかもしれません。
現在のReGLOSSですが、順風満帆に来ていると言えます。既存のホロライブとの融和、グループの結束という面で見ると、文句なしでしょう。
配信者として各々の個性を発揮しホロライブに溶け込めていますし、
ユニット内でのコラボ、特にオフコラボの頻度がかなり高く、メンバー同士の仲の良さがうかがえます。
歌、ダンスのイメージがついてくるのはこれからだと思います。
歌ってみたをhololive DEV_ISチャンネルでかなりの高頻度で投稿していますが、伸び方はそれなりです。
そもそも歌唱力が突出しているようなグループではないので、まさに成長が期待されるところです。
ダンスについてはまだ3D化していないので未知数です。
今後のReGLOSSにおいて重要となってくるポイントの1つは、音乃瀬奏のソロオリジナル曲です。
現状ReGLOSSに音楽というテーマを印象付けられるのは彼女なので、曲を出したときの評判がReGLOSSのイメージに大きく影響を与えます。
個性的なメンバーがグループとしての人気を高め、音乃瀬奏が歌の実力で皆を引っ張るような形になるのが理想です。
そうして人気を高めたReGLOSSが目指すところにあるのがユニット単独ライブ。
歌とダンスというパフォーマンス、そしてグループの結束を強化した先の目標としては間違いないと思います。
すでにねぽらぼの前例があるので、再現性も確認済み。このまま順調にいけば2年以内に開催されると思います。
現状大きな問題点は私には見当たらないので、順調に行く可能性は高いと思っています。
まとめ
なんだか区切りの無い文章になってしまったので内容を簡単にまとめます。
①hololive DEV_ISはユニット売りの強化のために作られた。
②歌とダンスをテーマにしたReGLOSSがデビューしたのは、今までのホロライブと親和性が高いから。
③現在は順調。ユニットの結束は高く、ホロライブに馴染んでいる。
④ポイントとなるのは音乃瀬奏のソロオリジナル曲。ReGLOSSが音楽のイメージをつけられるかは彼女がカギ。
⑤目指すはユニット単独ライブ。順調にいけば2年以内。
以上で終わります。ありがとうございました!