「無敵の人」が、15歳の少女という衝撃。
こんにちは。
夏もあっという間に終わりが近づき、歳を重ねるごとにジャネーの法則の恐ろしさを実感しています。
今年の夏は、安倍元総理の銃殺という、ショッキングな出来事から始まったなーと、個人的には思います。
「安全な国だよね、日本は!」と、旅をしていた頃にたくさんの外国人が誉めてくれました。
でもそれも、過去の栄光になりつつあるのか……。
安倍さんの後も、パッと思いつくだけで、
☑️17歳の男子が、ネットで知り合った女子と、その母親を刺してから電車に飛び込み、自死
☑️25歳の息子が、母親を刺殺。後に自分も刺して自死未遂?現在意識不明
☑️40代の女性が、アパートのベランダから侵入してきた女に刺される
そして、今回の事件です。
私は自分の小説やエッセイで「女性が衝動的に凶悪事件を起こす可能性は低い」と書いてますが、このままだとその統計も覆りそうですね。
ひろゆき氏が発案した、「自暴自棄になった上に、失うものがほとんどない、要するに無敵状態の人」をさす「無敵の人」が増えている印象です。
無理もないですよね、これだけ、日本が生きづらく、貧しくなれば、追い詰められる人は増えますよ。
個人的には、その元凶は「超・高齢化社会」だと思っています。
平和に働き、暮らしている人はご存知ないかもしれませんが、
「親や祖父母の年金目的で、超高齢で寝たきりなのに、病院に「絶対に死なせるな!」と脅迫したりする人」
が、大勢います。ライターなので取材して、たくさん知ってます。
そういう負の循環が無くなれば、どれだけ、若い人や子どもの未来のために使えるお金が増えるでしょうか??
でも懸念されるのは、そのような「年金目当てで、家族をモノ扱いし、無理やり延命させてる人」が、資金源を失った(家族が亡くなって年金収入がなくなった)時に、「無敵の人化する」可能性ですよね。。
お金がなくなり、無差別殺人や拡大自殺を図る人も増えそうです。
あちらを立てれば、こちらが立たず……難しいです。
でもそれも、丸っと解決するのでは??と思うのが、
選択的安楽死・尊厳死です。
生まれてくるのに個々の選択権がないのに、なぜ、死にはそれができるはずなのに、許されないのか。
「いや、自死っていう選択権があるじゃん」と思う人もいるかもしれませんが、自死はやはり、怖かったり、死に切れなったり、死ぬ状況によって無関係の人に迷惑をかけたり(電車に飛び込むのがその典型)、周りから要らぬ同情をされたり、周りにも悲しみなどのトラウマを残す可能性などなど……大変なのです。
でもそれを、国の制度として「前向きな死!」として認めてくれれば、見方も随分変わると思うんですよねえ。。
「出産は素晴らしい!」と、特に理由もなく、なんとなく思っている人が日本では大半だと思いますが、反出生主義の考えを多少持っているわたしは、そう思いません。
なので、大衆の意見や思考なんて曖昧なもので、マジョリティが「出産は素晴らしい!」と思えば世論はそうなるし、安楽死が当たり前になって「自らの死を選べるなんて素晴らしい!」となれば、いいのになーと思います。
わたしのこの考え方は、小学校高学年あたり(人間には、埋められない環境や優劣の差があると、本能的に理解する年齢ですね!)から芽生え始め、確信に変わったのが中学生の頃からなのですが、今回の加害者の少女が当時のわたしと同年代と知り、色々と考えてしまいました。
当時なら、「完全自殺マニュアル」なんて本も売っていて、ヴィレッジヴァンガードなどで誰でも買えました。楽に、確実に死ねる方法が事細かく書いてあったと記憶しています。
調べたら、今もAmazonで買えますね。
なので今回の少女がその本を読んでいたら、もしかしたら、他人を巻き込まずに旅立てたのかなあ?など、思わずにいられません。
昔は、こういう文章を書くと「頭がおかしい」とか「大丈夫?」と言われましたが、最近はほとんどありませんね。
実際、希死念慮が強くなりがちな持病を持っていますし、世論も変わってきているのを実感するのです。
最後まで読んでくれた方、ありがとうございます!
亡くなった方にお悔やみを申し上げるとともに、負傷された方の回復を願います。
そして、「死にたい人が、苦しむことなく、周りを巻き込まず、安心して死ねる制度を整えてほしい」と思います。
まだまだ物書きとして未熟者ですが、サポートいただけたらとても嬉しく、励みになります。