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エディターコース「書く人あれば読む人あり」~エディター目線の大切さ~

※〈エディターコース〉メンバー向けの限定記事です
※メンバーでない方も途中までお読みいただけます

前回、エディター(編集者)目線で文章を見ようという話を書いた。
エディター目線を持ったライターになって、自分が書き上げた文章を客観的な目で読み返してみることのススメだ。
そうすれば読者にやさしい文章が書けるはずだと。

で、課題を出した。

次の文を読んで、どこが読みにくいか(あるいはどこがおかしいか)、どう修正すれば読みやすくなるかを答えてほしい。

1|私が好きな花はバラが好きです。
2|私は子どもの頃は緑の広がる山の中で暮らしていた。
3|僕が好きな彼女が引っ越した駅前。
4|私は彼が消えた現場にいたと言ったのだと思った。
5|私は毎日会社で彼女が作った弁当を食べた。

ここからは、メンバーのみなさんから寄せられた答案をあげながら、順に解説していこう。

と、その前に。
設問に「どこが読みにくいか(あるいはどこがおかしいか)、どう修正すれば読みやすくなるかを答えてほしい」とあるのに、そのように答えてくれた人が少なかった。
今回の課題は正解がひとつではなく、解釈によって適切な文が変わるため、ただこういう文がよいというだけだと不十分だ。
違う解釈があるかもと臨んだのならそれでいいのだけど。

同じ理由でみなさんの答案にも正誤判定はつけていない。
解答例とご自身の答案を見比べてみてほしい。


1|私が好きな花はバラが好きです。


🔶解説

これは「ねじれ文」という典型的な誤りの構文。
書いている途中で主語を見失ってしまうミスで、小学生の作文に多い。
noteのスキはいくつあっても嬉しいが、この文に好きは2つもいらない。


🔶みんなの答案

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2,134字

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