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シンクロナイズド


3年前の春
授業を空けて学校の裏の公園を歩いたり
ガラガラの東横線の下り列車に揺られたりしていた
パン屋に行って
横浜駅まで歩いて買い物をして
そんなことしてたら結局授業に戻るの間に合わなくて
電車に乗って少し遠くまで行って、学校からそのまま喫茶店に行って
そんなことばかりしていた3年前の春
薄い膜がドームのように張っていて、私と高校と周りの町だけがその中にいた

私は寂しいのかな?
自分の心と感受性を守って、私であるためにも、これからは一人でも構わないと思っている
それでもあのころがとても心地良かった


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