君のせいだけど、君のおかげ

「君が隣にいてくれたら…今こんなに好きな人ができなくて苦労することもなかっただろうに」。

男性とのランチやデートの帰り道、ふと切なくなり、毎回泣きそうになってしまう。

私はある意味この感覚を、恋人選びの指標としている。

というのも今年に入り、真剣に恋活を始めてみた。

長年ジャニオタである私は、これまで大して恋愛に興味を持つこともなく、久々に現れた好きな人には突き放されてしまった。

本当は、自担や好きな俳優をまだまだ思う存分追いかけていたい。自分の気持ちの赴くままに、自由に。

だけど、そうしてきた結果、ほとんどまともに恋愛をしないまま、そろそろ婚活を意識する年齢となってしまった。

楽しくて豊かな人生を過ごしてこれたけど、恋愛という観点に於いては後悔でしかない。


好きな人のことをいい加減諦めよう、忘れよう。そう決めた時、またオタ活に熱を入れるべきかと考えた。

だけど、そうやって現実逃避すると、また後悔する時がくる。
もうオタ活に逃げるのは許されない。
ちゃんと己と向き合わないと。

そう思い、2021年は恋活に力を入れる。
そう決めた。

まずは、好きだった人を超えられるくらい、好きになれる人を見つけたい。

そして、将来を見据えてお付き合いできる人を。

べつに、今すぐ心の隙間を埋めてくれるような人を見つけたいわけではない。

どちらかといえば、多少時間はかかっても良いから、前好きだった人を超えるような素敵な方と出会えたら、、

そんなこと言ってる時点で理想が高いのかもしれない。ハードルを上げてるのは否めない。

でも、それでも私は君を好きだったこと、想いが届かなかったことは、君より素敵な人との出会いに導いてくれるためだった。
ついに私を本気で恋愛と向き合わせるためだった。
痛いけれどそう信じたいの。

突然音信不通になった君を好きになったこと、全然後悔はしていないし、突き放されたことに対する怒りもない。

むしろ、何の進展(停頓か)もなく、いまもだらだらと連絡だけを続ける関係だったら、その方がまずかった。時間の無駄になっていたかも。

もちろん、悔しさは残る。

だからこそ、今度こそは幸せに。

今もまだ君と別の誰かを無意識に比較してしまうほど、忘れられていないけれど。
それくらい、簡単に他のだれかを好きになるのが難しいと感じてるけど。

まだまだ、少しずつ、前を向いて。
いつか、好きだった人と比較なんてする必要のなくなる日が来るから。
そんな踏ん張りどきの今。

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