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伊藤潤二展「誘惑」@世田谷文学館

伊藤潤二展、会期後半に2回訪れることができました。東京の会期は2024年4月27日(土)~9月1日(日)と長く、それも明日で終わり。

会場1階。この左側がグッズショップです。

作品の素晴らしさ、
展示構成、展示室デザインの素晴らしさ、
グッズの展開とデザインの素晴らしさ。
また併設のライブラリでは伊藤潤二のコーナーが作られており、未読の漫画などをゆっくり読めてとてもよかった。

本展の特徴として、グッズ販売コーナーは展覧会に入場した人に限らず誰でも入れます。
また、展示作品は全て撮影可。

2階展示室入口。この印象的なメインビジュアルは本展のための描き下ろし《チークラブ》。

1回目は、とにかくじっくりと鑑賞。(この時はまだ2回目の来訪を決めていなかった。)
2回目は、気持ちにゆとりをもっているので、同じ絵でも前回は気づかなかった発見があったりして。また、後からやはりもっと見ておきたいと思った絵を心ゆくまで楽しむことができました。

私は2回とも、

朝10時過ぎに会場に着き、まずはグッズを購入→10:30からの30分間に入場する枠で予約済みのチケットで展示室へ→鑑賞後、文学館併設のライブラリで数時間読書

というコースで楽しみました。
お腹が空くと館内のカフェで食事をとり、ライブラリに戻って読書を再開したり。(カフェは現金決済のみ。)
お手洗いも綺麗で快適にすごせます。

今回、グッズが素晴らしすぎて人気も高く、品切れが怖いので着いてすぐ朝のうちに買っておくことで安心して展示に集中できました。
じっくり展示を見たあと、午後になるとグッズコーナーもかなり混雑しており、やはり早めが吉。

こんなの欲しいに決まってる…!大きくてラメギッシリで、裏側も綺麗で最高のキーホルダー。

ひとつの展覧会に2回行ったのは、今回が初めて。いや、本当に、2回行って良かった。

傑作『死びとの恋わずらい』の霧の街のモヤモヤは、修正液のようなものをぼかして描かれていました。原画のホワイト部分の立体感に感動。
『墓標の町』のカラー原画。美しかった。全体に青をうすく重ねる技法を使ったとの作者解説あり。
幻怪地帯

私はこの絵がいちばんすき。
『幻怪地帯』の表紙絵です。
漫画本の表紙や、この展覧会で買えるポストカードよりも、原画の方が淡く明るく、繊細で瑞々しい。
いつかもし、この絵の複製原画が販売されることがあれば、絶対に買って部屋に飾りたい。

睡魔の部屋
幻怪地帯

上の2枚にも心掴まれた。

展示の見せ方も素晴らしいです。

この『首吊り気球』の吊り展示の美しさ。壁面の白地と青とのコントラストがすばらしい。
双一コーナー。この釘を打つポーズと横顔の美しさに一目惚れして以来推しです。(別の作品である人を鞭打つ時のポーズも最高に美しくて最高…。)
展示室の袋小路に、あの作品のあのシーンが描かれており、まじで最悪すぎで最高…。

楽しい企画、「辻占恋みくじ」もとても良かった。

大きい布画が吊ってある。間を通れる。この付近の壁面に四つ辻の美少年の原画が並ぶ。
そんなぁ
これを引き当てて、この写真を撮れてうれしい

最後の方にどうぶつコーナーがあったよ。

これの原画が見られてまじで嬉しい
ねこヒゲがホワイトで描いてあったよーっ

出口にプリクラ機みたいなところがあって、うずまき体験ができます。
うずまきになれるんです。これも話題だったので、楽しみにしていた!

実際は動画なのです。2,3人で一緒に撮っても、みんな渦巻きになれるみたいですよ。

最高なグッズをたくさん買えたのでお見せしたいけれど、今日は力尽きたのでまた日を改めます。

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