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初めて「競技」として、ポケカと向き合ってみて。

こんにちは、Violaです!
ご愛読ありがとうございます。

僕は普段「カジュアル勢」を公言しています。シティリーグ経験もなければ、参加したジムバトルも数えられる程度です。

そんな僕が先日3人1組のチーム戦に出場しました。70名超が参加するイベント。チームメイトに迷惑はかけられないので、今回初めてポケカを競技的に取り組みました。

これは大会初心者が限られた材料・時間でどう練習し、何を考えたのかを記録したnoteです。

それでは、よろしくお願いします!

環境予想

まずは「敵を正しく知る」ところから。プレイスキルに自信のない人が勝率を上げるには勝ちやすいデッキ選択が重要です。

▷「環境予想」ってなに?
えんDさんのnoteがとても参考になります。
ぜひ一度ご覧ください!

■シティリーグ結果から予想
直近1〜2週間のシティリーグ結果から予想しました。シティリーグの規模感がピンとこない方はCHANGさんのツイートがオススメです!

▷参考note:しらいしさん
全国各地で開催されるシティリーグの結果はしらいしさんのnoteを参考にしました。今の対戦環境がひと目で分かるのでオススメです!


■地域差を考慮する
環境予想はシティリーグ分析だけでも充分ですが、チームメイトから地元特有の環境を教わりました。どうやらアルセウス使いが多いらしく、裏工作アルセウス・雷アルセウスは数値以上の使用者がいると予想しました。


■今回の環境予想図
・パルキア&ミュウの2強:シェア率60%
その他は群雄割拠
ややアルセウス系統は多め
だと予想しました。

図1:環境予想図


自分の状況を踏まえたデッキ選択

■全対面に勝つ必要はない
今回はチーム戦。
3人中2人が勝てばチームの勝利です。幅広くメタを張るよりも素のデッキパワーを重視し、70%のデッキタイプに勝つことを目指しました。

図1よりパルキア・ミュウ・アルセウス系統でシェア率70%を占めるため、これらを特に意識してデッキ選択・練習を進めました。


■僕の個人的事情
▷大会ビギナーである

僕は大会経験が圧倒的に不足しています。
これによるプレイミス・思考の鈍りを考慮して「プレイ分岐が少なく、短期決着するデッキ」が望ましいと考えました。

▷限られた練習時間
ポケカとは無関係ですが、大会1ヶ月前に骨折・入院していました。そのため準備期間は約10日間。下地がない状態から短期間で仕上げなければなりませんでした。

▷構築への理解度は高め
普段のnote活動で「一般的な構築・戦い方」を理解していました。一方「それに対してどうプレイすべきか」を知らなかったので、そこを補填するために練習しました。

以上の条件を踏まえて、
今回は「ミュウVMAX」を選択しました。


デッキ選択後の練習手順

上から順にやりました。

60枚ミラーで10戦練習
ミュウVMAXのいろは[サイドの取り方・ベンチ管理・リソース管理・プレイ手順の最適化]を学ぶために、60枚完全ミラーで10戦練習しました。

《最初にこの練習をするメリット》
1.練習量が2倍になる
2.デッキへの偏見をなくせる
3.先攻・後攻を等しく試せる

▷練習量が2倍になる
この練習法では1試合あたり2回分の動作確認ができます。今回は短期集中コースだったので、デッキに慣れるまで練習回数をこなしました。

▷デッキへの偏見をなくせる
自分vs自分なので必ず勝率50%です。
勝率を偏らせないことで過大評価・過小評価を防ぎました。

また、勝因・敗因を同時に考えられる点もメリットでした。

▷先攻・後攻を等しく試せる
ポケカには先攻・後攻で強さが大きく偏るデッキも存在します。実戦では特定の対面を除き先攻試合が50%、後攻試合が50%になるはずですから、それぞれの強さの偏りをチェックしました。


■メジャー対面との練習
図1より「パルキア・ミュウ・裏工作アルセウス」でシェア率70%と予想しています。このうちミュウ対面は既に練習済みなので、残る2対面と練習しました。

▷すべて「後攻」で練習
ポケカは一般的に先攻有利なので、難しい後攻を特訓しました。先に難しいパターンに取り組むと、簡単パターンへの順応は早いと考えたためです。

時間があれば先攻もやるべきでしょう。

▷注意点をメモ
サイドプラン・想定されるダメージ・必要なリソース等々…デッキ毎に攻略法が若干異なります。ひとり練習の段階での気付きは全てメモしました。


■チームメイトと対面練習
チームメイトに無駄な時間を使わせないために、ある程度練度を高めてから対面練習に入りました。自分ひとりじゃ気付けない視点があり、プレイ・構築をお互いに煮詰められました。


■デッキの微調整
ここで初めてデッキ調整を検討します。
それまでデッキをいじらなかった理由は「カードを適切に使えていない可能性が高かったから」です。勝てない理由をデッキのせいにしてはプレイの向上は見込めません。

デッキ調整の主目的は「環境の変化に順応するため」なので、プレイ練度が一定水準に達してから調整をしました。

Q.「一定水準」ってどこ?
「事前に勝ちプランを立て、意図を持ってプレイできている状態」だと思います。手なりでプレイしないように気をつけました。

具体的に調整したカードは後述します。


■地雷デッキを履修
シェア率は高くないものの、初見殺し性能の高いデッキは一定数存在します。時間が無いとはいえ1〜2回の練習で勝率が上がるなら、とミルタンク系統・アルセウスジュラルドン等を履修しました。

テスト直前の山掛けのようなものです。


デッキ構築

デッキコード:EMpyMy-TYhNS7-pSypMU


■構築のスタート地点
最近注目されていた【シマボシ】搭載型から練習をスタートしました。

デッキコード:Xpy2py-Mne42U-32pySy

ガチガチの環境TOPであり、突飛な構築でもないので、今回はテンプレートとは外れた【マリィ】を解説します。


マリィの採用について

採用理由は4点あります。
いずれも単体だと採用に至るほどの理由ではありません。しかしこれら4点をたった1枚で担えると考えたとき、【マリィ】の採用価値は他の選択肢を差し置いても高いと判断しました。

■マリィの採用理由
1.【パワータブレット】になり得る
このデッキは『手札が消費できない→特性「フュージョンシステム」が使えない→必要パーツに届かない』という状況が度々起こります。そんなときに役立つ【マリィ】。手札をリセットして山札に残る【パワータブレット】【あなぬけのヒモ】等を探せます。

2.「ツツジ雪道」の解答に
【ツツジ】を受けた返しに【マリィ】は解決札になり得ます。山札に残るスタジアムや【バケッチャ】、またはそれに繋がるカードを掘り当てる確率を大幅upできます。

3.マリィが想定されにくい環境
最近は【マリィ】不採用のミュウデッキが多いです。そのため特性「うらこうさく」で次ターンに使うカードを先取りするといった『こちらの【マリィ】を完全に度外視した動き』が練習中に度々見受けられました。

そこで【マリィ】を使うとどうでしょう?
相手はリソースを無駄遣いし、プランの組み直しを要求され、時にはサイドレースに支障をきたす試合もありました。

そういった「相手をバグらせる」効果を期待できるカードです。

4.汎用性が高い
言わずもがな【マリィ】の強みです。
序盤・中盤・終盤……いつ手札事故を起こしても【マリィ】から復帰を狙えます。「手札に【マリィ】があるのにどうしようもない!」という状況は少ないでしょう。


次に【マリィ】と枠を争ったサポート【シマボシ】【ダンデ】【ツツジ】と比較してみましょう。

■【ダンデ】との比較

「5枚目のパワータブレット」になります。
今回の練習では、
・プレイング次第でタブレット不足を防げた
・山札に眠るタブレットを引けば解決する状況が多かった
・汎用性に欠ける
ことから【マリィ】を優先しました。


■【シマボシ】との比較

コイントスが絡みますが、トラッシュされたスタジアム・【フュージョンエネルギー】【パワータブレット】等に触れるのは魅力的です。

しかし、
・山札トップにおいても雪道を割れない
・コイントスの下振れがある
・1ターン目はトラッシュにカードがなくて腐る

→汎用性が低い
というデメリットを重く見て不採用となりました。

▷コイントスがデメリット?
「【ウッウロボ】を使っておいて何を言うんだ?」という意見もあるかと思います。確かに「コイントスの不確実さ=デメリット」と捉えるなら理論に矛盾が生じています。

しかし【ウッウロボ】はコインがウラでも特性「フュージョンシステム」で2枚多く引けるというメリットがあります。「アタリorハズレ」ではなく「アタリor大当たり」です。

それに対し【シマボシ】は手札が1枚しか減らない上、サポート権を消費します。これは正真正銘「アタリorハズレ」です。


■【ツツジ】との比較

【マリィ】と同じく「相手への手札干渉」と「自分の手札復帰」を両立したサポート。そのため【マリィ】の採用理由のうち、
・【パワータブレット】になり得る
・ツツジ雪道の解答
・ケアされにくい環境
の3条件を満たしています。

しかし【ツツジ】は使用条件があり、汎用性に欠けます

また、【マリィ】は【ツツジ】と違って流した手札が戻ってきません。これは「手札が消費しきれず、山札を掘れない」状況や「相手が次ターンに使う札をキープしている」状況を想定すると、【ツツジ】より【マリィ】が効果的に使えそうです。


以上の理由から【マリィ】を採用しました。

大会準備はここまで。
最後に結果とそこから得た学びを述べて結びます。


大会結果・収穫

■戦績
個人では3勝1敗・チームでは1勝3敗。
残念ながら予選通過は叶いませんでしたが、個人的には満足いく試合内容でした。やれることは全てやりました。

■環境予想は当たっていた?
スイスドロー形式で1回戦敗退をしたので、以降は環境外デッキと当たることが多かったです。しかし他の卓を見た感じではパルキア・アルセウスだらけで予想は概ね的中していました。


自信を持って臨めた
過去イチの準備をして臨んだ大会は、過去イチに落ち着いていて、過去イチに楽しめました。ポケカに限った話ではありませんが、準備と余裕・自信は比例すると実感した次第です。


さいごに

僕なりに真剣に臨んだ大会でしたが、まだまだ至らない部分も多いです。「自分ならこうする!」「普段こんな準備をしているよ!」という声をTwitterやコメント欄でいただけると嬉しいです!

最後まで読んでくれてありがとうございました!

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