文章がニガテでも書ける、「伝わるnote」の作り方。
こんにちは、Violaです!
ご愛読ありがとうございます。
『Violaのポケカ備忘録』はこれで236本目の投稿となります。これまで多くの読者さんに支えられて楽しく活動してきました。
ですが、実は書くことはニガテです。
夏休みは読書感想文を最後まで残す学生でした。
そんな僕でもこれだけ執筆を続けていると『文章を書くノウハウ』が貯まってきます。今では文才に頼らずとも書けるようになってきました。
そこで今回は『Viola式noteの書き方・見せ方』を紹介します。うまく文章が書けない!伝わらない!という方へのヒントになれば幸いです。
それではよろしくお願いします!
noteを書く手順
特殊な手法は使っていませんが、一定以上の完成度でかつ最短で書くためにマニュアル化しています。
■いきなり清書しない
必ず下書きをします。
話したいことは必ずしも順番通りに浮かんでいる訳ではないため、清書から始めると書いて…消して…書いて…の繰り返しになりやすいです。
これでは時間もかかるし、結局言いたいことが伝わりません。
会話なら声色・速さ・ジェスチャー等の非言語コミュニケーションで情報を補えますが、文章だとそうはいきません。読者に理解させるには筋道を立てて話す必要があります。
そのために必要な工程が下書きです。
僕は『短冊方式』を採用しています。
■短冊方式(下書き)
僕はこの手法を自然とやっていたのですが、尊敬するライターさんも同じ手法で書いていたらしく、この名前を教えてもらいました。
▷STEP1:言いたいことを、箇条書きで
まずは頭の中にある言葉をすべて吐き出します。この時「これは書かなくても良いかな?」というブレーキは一切かけません。
書き方は箇条書きがオススメ。
箇条書きには並べ替え可能・言い回しを気にせず書けるというメリットがあります。時間制限設けてスピーディに仕上げることもあれば、普段からコツコツ書き溜めることもあります。
▷STEP2:似たものをまとめる
次につながりのある内容ごとにグループ分けします。ほぼ同じ内容なら消してしまってもOK。グループ分けしておくと頭の整理になるだけでなく、そのまま記事の「章」になるので便利です。
▷STEP3:テーマを見つける
ここで一旦、整理した箇条書きを眺めます。
そろそろ自分の考えを自覚できている頃合いなので、箇条書きの軸になっている言葉を探します。
それがnoteのテーマになります。
ここでタイトルも仮決めします。
▷STEP4:並べ替え
これらの「言いたいことリスト」を伝えるにはどの順番が最適か?を考えます。それが難しいときは書き出しの項目だけ決めればOK。
■「5つの質問」に答える
note初心者の頃に救われた記事。
記事のゴールと構成を決める問いが用意されているため、すべてに回答できる頃には「なぜ、今、僕が、このnoteを書く必要があるのか?」と迷わなくなっています。
『短冊方式』と並行してこの質問に答えます。
■清書する
めちゃくちゃ丁寧に下書きを作ったのでコピペすればほぼ完成します。直すところは言葉遣い(言い回し)くらい。自分が見返すための下書きから、人に読ませる文章に翻訳します。
■一旦寝る
書いた直後は「良いもん書けた!」と思います。
誰でもそう思います。
ですが、それでは修正点に気付けません。
だから冷静になる時間が必要です。
僕は一旦寝てから翌朝チェックしますが、寝る時間がなくても半日以上は空けて見直しています。
不思議なもんで、リフレッシュされた脳で見返すとあんなに完璧なはずだった文章の修正点がボロボロ出てきます。
■推敲(見なおし)
▷音読する
音読は目で追うよりもゆっくり読むから誤字脱字に気付きやすいです。また、実際に読むときのブレス(息継ぎ)や間合いに合わせて句読点を適切に配置する狙いもあります。
▷スマホで見返す
以前Twitter(X)でとったアンケートによると、僕の読者の90%はスマホで読んでいます。だから最後はスマホで見直し。
パソコンとスマホでは横幅が違います。
パソコンではちょうど良くても、スマホでは長ったらしい文章量になることもしばしば。
パッと画面を見たときに「読みたくないな…」と感じさせないように改行・修正を加えます。
以上、文章の書き方の話でした!
ここからはnoteの見せ方の話です。
「わかりやすい!」を設計する
まず前提として「読む」という行為はストレスだと考えます。自力で読んでスクロールする能動性を求められるからです。
YouTubeを視聴する以上のエネルギーを要するため、筆者は面白いものを書いたり、読むストレスを軽減させて、興味がストレスを上回る状態を維持する必要があります。
(▼この話を深掘りしたnoteもあります▼)
そこで僕は「読むnote」ではなく「見るnote」を目指して、様々な仕掛けを作っては「わかりやすい!」の形を模索しています。
今回は大きく3種類のアプローチを紹介します。
■文体・表現の工夫
▷ですます調・口語で話す
である調は、高圧的な印象になりかねません。
書き言葉は、話し言葉より堅苦しくなりがちです。
文章から圧を感じる・堅苦しいという印象はそのまま「読みたくない…」につながります。だから僕はですます調・口語で執筆しています。
▷矢印を自分に向ける
特にこのnoteのようなノウハウを扱う文章ではオススメしたい気持ちが突っ走るあまり、高圧的になりがち。より一層圧をかけない工夫が必要です。
そこで僕は矢印を自分に向ける手法をよく使います。「アルセウスVSTARを推したい2人」の文章を比較しましょう。
このような文章では内容の魅力よりもオススメしたい気持ちが前面に出ているため少し鼻につきます。これでは逆効果です。
対してこちらは「僕」が主語。
ただ魅力を語ると内容に意識が向きます。
些細な違いですが、なるべく「矢印が自分に向いた文章」で書くよう意識しています。
■文章構成の工夫
▷前置きは最低限に!
画面をスクロールしても本題が始まらないとうんざりします。せっかく興味を持ってくれたのに、本題を読まれずに離脱…は勿体ないです。
だから前置きはひと画面中に収まる文量を意識しています。
同様に、自己紹介も不要だと思います。
なぜなら読者は内容or筆者に興味があるから。
前者は自己紹介がむしろノイズになり、後者は既に僕を知っています。どんな人かはnoteの中身を通して理解してくれるはずです。
▷結論から話す、全体像から話す。
通い慣れた道を歩くとき、その道を初めて歩くときよりも短く感じます。それは目的地とその道筋を知っているからです。
これを文章で置き換えると、
目的地=記事の結論(主張)
道筋=記事の構成
となります。これらを先に伝えれば実際の文字数よりも少なく感じさせることが出来ます。
▷情報を小出しにする
僕は「わかりやすい=読者の情報処理がゆうに間に合っている状態」と定義しています。裏を返せば、読者が捌けるスピード以上の情報量を流し込むと「わかりにくい」と思われます。
多くの情報を伝えたいときは1つの文に詰め込まず、1つずつ新情報を足していくように話せば分かりやすくなります。
▷文字数を制限する
・結論から話す、全体像から話す。
・情報を小出しにする
これらはいわば長い文章を短く見せるコツでした。
ですが「文章は短いほど読まれやすい」というのもまた事実。
僕は普段「外でもスキマ時間でも手軽に読めるnote」というポリシーのもと4000字の字数制限を設けていますが、無駄な言葉をギリギリまで削ぐ作業は結果的に読みやすさに繋がります。
駄文を愛するのは素敵なことです。
しかし読み物ではなく資料としての側面が強いポケカnoteでは、読み応えよりも読みやすさを重視しています。
■視覚的デザインの工夫
▷画像・太字だけで概要を伝える
すべての読者が等しく読みたい内容があるわけではありません。「コレを知れたら満足」という明確な目的を持って訪れる人もいます。
そこでいち早く欲しい情報にアクセスできるように画像・太字だけで概要がわかるように記事を構成しています。
▼いつもの画像モリモリnote▼
▷余白は文章の一部
これは前々章の文章です。
文字がギュウギュウに詰まっていると読む気が削がれませんか?
同じ文章でも句読点・改行・改段落…適度な余白を設けることで文章にリズムが生まれます。
特に「、」は音読すると適切に配置しやすいです。
文法的に正しい位置に打つというよりも、息継ぎする場所・間を置く場所に打ちます。
▷サムネイル作りのポイント
サムネとは、いわば本の表紙。
未来の読者に「読みたい!」と思ってもらわなければいけません。そのために必要な要素として、
・何について書いてあるのかを示す
・内容をぼんやりと想像させる
これらを満たすサムネ作りを意識しています。
このサムネは3つのパーツで構成されます。
①タイトル
本来タイトルをサムネに書くのは悪手です。
限られたスペースの中で同じ情報を連呼するくらいなら、補完し合うように情報を入れた方がずっと効率的だから。
しかしTwitter(現X)で告知する場合は例外です。
タイトルが小さくサムネが大きく表示されるTwitterでは、キャッチコピーをサムネに載せた方が見てもらう機会が増えます。
②大まかなテーマを示す
今回のテーマが「自分にとって価値があるのか?」を読者自身に判断してもらいます。
noteはYouTubeとは違って視聴回数より高評価(スキ)数が重視されるシステムです。よって煽りサムネ・釣りサムネで視聴回数を稼ぐのはあまり得策ではなく、それよりも読者が期待する内容・ポジティブな感情で読み終える内容を提供する方がよっぽど大切です。
人によって興味が異なるのは自然なことです。
そして、その興味がどこにあるのかは書き手には分かりません。
だから読者自身が判断できるように、判断材料を読む前に揃えたいと思っています。
③内容を少しだけ想像させる
読み物ではなく「情報」を読むときに限った話ですが、知りたい内容が書かれているか不明な文章を読むのは不安ですし、苦痛です。
そこで②と併せてなるべく道筋を明るく照らすことで読者はより安心して読むことができます。「思ってたんと違う!」も予防できます。
以上、僕の記事のネタバラシでした!
最後にnoteを書いて発信する上で大切にしているマインドをお伝えします。
発信する上で役立つ考え方
■ここまでの内容、無視してください。
これまで散々「良い記事にするためのテクニック」を紹介しました。でもこんなのどーでも良いんです。立派な文章じゃなくていいんですガチで。
僕はたまたま「言葉をきちんと届けたい!」「前回より良いモノ書きたい!」と思った結果、少しずつノウハウが貯まりました。
それだけです。
ここまで3年以上かかっています。
まずは想いが伝わる喜びを実感する。
その後「どうしたらもっと伝わるんだろう?」という向上心が芽生えた頃に、この記事にあるヒント達を使っていただけると嬉しいです。
■noteはお手紙。
読んでほしい!スキが欲しい!その気持ちが強いほど万人受けには注意が必要です。
万人受けを狙った文章ほど平坦でつまらないものはありません。どこかの誰かさんへの文章ほど刺さらないものはありません。
noteはポスターではなくお手紙。
届けたい誰かの顔を思い浮かべて、全力でぶっ刺しに行きましょう。
■コケたら誰からも見られない
記事の完成度と評価はだいたい一致します。
良いものは広まり、そうでないものは埋もれます。
これは一見厳しいようで、実は有難いです。なぜなら発信者的にはローリスク・ハイリターンだから。
失敗したら誰も見てない、
成功したら褒めてくれる。
そんな気持ちでどんどんチャレンジできます。
どんどんチャレンジするあなたを、こっそり応援しています。
最後まで読んでくれてありがとうございました!
右下のスキ♡もよろしくお願いします!
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