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スイス鉄道の旅 (スイスでワイン造ってるの#67)

スイス全土には鉄道網が張り巡らされ、どこに行くのも列車が便利です。
新幹線ばっかり整備されてローカル線が次々と廃線になっていく日本とは大違い。

しかも国鉄・私鉄が相互乗り入れしていて、スイス国内の線路は全部繋がっているんです(びっくり❗️)
鉄道会社が異なっていても駅は共有されているので、日本のようにJRから私鉄に乗り換える際、一旦改札を出てから乗り換える必要もないんです!(登山鉄道など一部除く)

便利やわ〜

ということで今回はスイス鉄道の旅を綴ります〜
旅行ガイド「地球のxxx方」にも載っていない情報ばっかりやで〜

窓際のテーブルも鉄道地図

開かずの扉

列車の扉は日本みたいに列車が駅に着いたら自動的に開きません。

えっ、そしたらどないするの?
扉の横にあるボタンを押すんやで〜
(日本でも冬季の寒冷地であるね〜)

丸いボタンを押してドアを開けます

注意しないといけないのは、発車時刻を過ぎてしまうと列車が駅に止まっていても、ボタンを押しても扉は開かないのです。
停車時間が長い駅でホームの自販機で飲み物買って、戻ってきたら扉が開かず、えーっていう顔で列車を見送っている人を見たことがあります(2023年の出張時に遭遇した実話)❗️

発車の合図

列車に乗り遅れるリスクを高めることがもう一つあります。
それは発車の合図です。
列車が発車する時に日本の様に「発車しまっせ〜、発車しまっせ〜」とアナウンスがあったり、大きな音でベルが鳴ったりしません。
発車時刻になれば、しれ〜っと発車するか、車掌さんがちっちゃな音で「ピッ」と笛を吹くだけなのです。
ホームに人がいても、乗れなくて泣いている人がいてもお構いなしです❗️

気ぃつけてや〜

時刻と睨めっこ、ドアを閉める気満々です(笑)

特急料金

一等車、二等車の料金の区別はあるものの、スイスの鉄道には特急料金はありません。各停に乗ろうが、急行(IR: inter regio)、特急(IC: inter city)に乗ろうが、特別料金は不要です。
料金体系を理解しなくとも良いので、非常に便利ですよね。

ところが❗️実は鉄道料金は特急・急行料金を含めてならされているのです*

* 出典「時刻表に見るスイスの鉄道」大内雅博著 交通新聞社新書

各停に乗る人は損して、急行・特急に乗る人は得してるんやで〜

SBBアプリ

いまや電車の発車時刻を調べたり、目的地に行くための最短のルートを調べたりするのに欠かせなくなった乗り換え検索アプリ。
スイスでは乗り換え検索アプリはスイス国鉄 (SBB)が自らリリース。
スイスに旅行する際にインストールしている人も多いと思います。
このアプリはすぐれもんなんです。

アプリの画面

それは乗り換え検索結果から乗車券を購入できること❗️
購入した乗車券に対してQRコードが発行されるので、検札がきたらそのQRコードを見せるだけ❗️
しかも❗️
乗客が少ないと予想される列車は割引が適用されるんです❗️**

** ただし、その列車に乗らなければ通常料金が請求されますので、ご注意を〜

スイスパス・半額パスを買うほど公共交通機関に乗る予定のない人は是非インストールを〜

車で鉄道旅???

鉄道網が発達してるとはいえ、旅先で自動車に乗りたいとか、旅先の移動に自動車の方が便利という場合があります。
そんな時は旅先でレンタカーを借りれば良いのですが、スイスには非常にユニークなシステムがあるのです。
それは「カートレイン」(正式になんというかは知りません 涙)
列車に自動車積載用車両を連結して自動車を運んでくれるのです。
ビックリ〜❗️

車載されたワイナリーvinigma号

自動車に乗ったままその車両に載せる場合と、一旦自動車から降りて人は客車に乗る場合があります。
どういう基準かは残念ながら知りません(涙)

また、冬場に閉鎖される峠を越えたい場合にも、このカートレインが活用されます。

乗車したまま列車に運んでもらってます

いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介したこと以外にも、二階建ての車両があったり、食堂車があったりなど、スイスの鉄道は魅力たっぷりです。

子どもも楽しめる車両


次回スイス旅行に行かれる際にはぜひ、鉄道の旅を満喫してくださいね。

二階建て車両

あっ、ワインのこと全く触れてへんかった〜 (汗)
食堂車や車内に設置されている自販機でワイン買えまっせ〜(もちろんスイスワイン)

車内自販機で売っている白ワインとおつまみ

日本でスイスワイン買う場合はこちら〜

Beyond the Glass
ワインを通じてスイス文化を日本のみなさまへ
www.vinumhelvetica.com


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