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ワインと漫画 (スイスでワイン造ってるの? #39)

ぼくがスイスやスイスワインと同じくらいに好きなのが「漫画」です。
エエ歳したおっさんが漫画好きってどうやねん!って言わんといてや〜(笑)

ということで今回はワインと漫画を綴りたいと思います〜

島耕作

漫画1

知識ゼロからのワイン入門(弘兼憲史著 幻冬舎)

ワインが好きになった頃、ワインの勉強をしたいなーと思い、本屋に行ったぼく。
どれもなんか難しそうでなかなか手が伸びません。
そこにキラッと光る一冊が!
知識ゼロからのワイン入門」(弘兼憲史著 幻冬舎)!

おお〜っ、弘兼憲史といえば島耕作シリーズの作者ではないか、これで勉強しよう!

早速読んでみると島耕作で描かれているワインの場面が挿絵として使われており、
ほほ〜、これでぼくも島耕作のように出世街道を歩むのだ〜
と妄想が広がりました。

しかし、妄想は妄想で、大した出世もせず、脱サラしてスイスワインインポーターになって汗水流しているのが「現実のぼく」でした。(チャン、チャン)

神の雫

漫画2

神の雫17巻(原作 亜樹直、画 オキモト・シュウ、講談社)

ワイン漫画といえば「ソムリエ」(原作 城アラキ、画 甲斐谷忍、集英社)がパイオニアですが、やっぱり「神の雫」(原作 亜樹直、画 オキモト・シュウ、講談社)でしょう!
(もちろん「ソムリエ」も読破しましたよ~)

ソムリエ1巻

ソムリエデジタル版第1巻(原作 城アラキ、画 甲斐谷忍、集英社)

主人公の神咲雫(かんざきしずく)が天才ワイン評論家の遠峰一青(とおみねいっせい)と父・神咲豊の遺した至高のワインコレクションを巡って勝負を繰り広げるものです。

この名作「神の雫」にもスイスワインが登場するのです*1!
さすが亜樹直先生、見識高いわ〜

*1 第17巻 #161「機上の人は悪戯心をくすぐられ」

堪忍して〜な〜

といっても全44巻というボリュームで何百本もワインがでてくるのにスイスワインの登場はたったの1本。

たったの1本やで〜(涙)

マッターホルンのようなワインを探しにスイスに行くエピソードでスイスに行ってるのに飲んでるのはニュージーランドやドイツ。どーゆーことー?(涙)

エピソード中で登場する1本はやはりスイスを代表するぶどう品種の「シャスラ」でした。(ファンダン・デュ・ヴァレー)*2

スイスワインといえばシャスラが代表選手やから、まあ妥当なとこかしゃーないか」と思っていたのですが、
な、な、なんと
神咲雫が「この値段なら日本に入れても2千円台で出せるし」と言っているではありませんか❗️

雫〜っ、お前も太陽ビールのワイン事業部で働いているんなら(本ではそういう設定です)、良いワインをスイスから日本に持ってきて利益出すためには2千円台で出すことなんか絶対無理なことくらい分からんのか〜❗️、堪忍して〜な〜」*3

*2 ヴァレー州ではシャスラのことを「ファンダン」と呼びます。
*3 実際に同じワインをネットで検索したら希望小売価格は¥4,554でした。そーよねー、現実(適正価格)はそうなのよ~

「神の雫」ではスイスワインが登場するのがたったの1本で、しかも誤解を招くような表現はあるものの、全般を通してのストーリーはとても面白く、ワインファンでない方もきっと楽しめます。
まだ読まれていない方は是非ご一読を〜!

ヘルベティカでもシャスラのワインを輸入しています。お求めはこちら

おまけ 〜著作権〜

中身はもちろんのこと書籍の表紙の画像も著作権で保護されています。
みんなもブログやSNSで使う時は気ぃつけや〜
ということで、今回掲載している画像の使用許諾を得るために各社にコンタクトしたところ、対応が各社各様で面白かったです。
サラリーマン時代にコンプライアンスを徹底的に叩き込まれたおかげやわ〜

Beyond the Glass
ワインを通じてスイス文化を日本のみなさまへ

https://www.vinumhelvetica.com


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