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POPを貼ったのに効果がない。そのPOP大丈夫?ひょっとすると見えていないのかもしれませんよ。

あなたのお客さまはどこにいて、どんな風に行動して、どんな風に見えているのか。それをしっかり考えないと折角の苦労が報われませんよ。

羽田空港でANA69便 札幌行きの飛行機を待っています。

お土産を買ってコーヒーを頼んでやっと腰を落ち着けたところです。

こんにちは鵜沼です。

朝早くから埼玉の浦和で打ち合わせを終えて、京浜東北線快速で浜松町まで40分、そこからモノレールで空港へ。一時間ぐらいかかりました。

着古したスーツのようになりながら地下1階からチェックインカウンターのある3階へ直接昇る長いエスカレーターを目指しました。

ここは時間によるけど結構並ばされます。

長いエスカレーターの上の方を見ながら

「東京は左に並ぶけど、大阪なんかの関西は右に並ぶよなぁ。」

なんて思ってステップに乗る準備をしてたらふと右上の方がキラッと光った気がしたのでその方向を見ました。

そうしたらこんなことが書いてありました。

そして現実はこれ。

この表示、このPOP、全然効果を感じませんでした。

こういう現状は実際の店舗でもよく見かけます。

惜しい。。。残念。。。

もちろん書いてあるキャッチコピーやリード文が重要です。

伝わる文章や文言にしたい。

ですが、表示やPOPにはその他に気をつけたいことがあります。

上の写真から気づいたことを書きますね。

色を見直す。

注意をうながしたいのならば、黄色とか赤を使って目に入るような色づかいにする。

恐らく景観のことを考えて目立ちすぎないブルーなのかとは思うんですが、その時に目立つ色の文字にする。

この場合だと、注意したくて「2列」と赤で書いてあるけど、ブルーのバックなので、余計に目立たないんです。

こういう時は反対色などを調べて使うと目立ちますね。

位置や大きさを見直す。

POPがそもそも目に入る位置にない。

この位置では高いのです。172cmのボクの頭の上の高さに貼ってありました。

どうやったら目線に飛び込んでくるでしょう。(あ、長いエスカレーターだなぁって見れば見えるのかな?笑)

ひょっとしたらあまり推奨したくないけど、貼らなければならない事情があるのかもしれない。

それならもっと小さくていいと思うし、少なくとも「見てほしい」のであれば、もう少し低く貼った方がいいと思いません?

列に並んでいて遠くから見てほしいならもっと大きくしないと見えないですしね。

意図がなかなか伝わらなくてもったいないなと思いました。

対象者がどういう行動をするか考える

そして、ここは東京。

みんな左に並ぶのだから、左側に貼ればいいと思う。

さらに言うと

こんな写真と共に

次の方は右側へ
2列でお進みください。

と書くといいかもしれません。

行動をうながすためのPOPなのか、安全のためのものなのかでも掲示方法は変わると思います。

だから道路標識は車のライトで反射して見えるようになっていたり、ライトで照らされたりしています。

さらに逆光で見えなくならないような工夫までされているそうです。

目に入らないのであれば、表示もPOPもないものと同じことだからですよね。

あなたのお客さまはどこにいて、どんな風に行動して、どんな風に見えているのか。

これらは看板や広告にも同じことが言えます。

これらをしっかり考えないと折角苦労して作ったPOPの努力も報われません。POPや表示を作る前に、位置や仕様をしっかり考えるといいと思います。

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