小型二輪教習③

3日目




今日はマンツーマンではなく、今回は年配の女性と一緒に技能を受けることになった。
指導員を先頭に2人で後を追って、前回までのおさらいとして外周をぐるぐるまわる。先を走っている女性は普段から原付に乗っているようで、私なんかよりうんとバイクの取りまわしに慣れているようだった。

次に、初回に走った二輪コースを走る。急制動、一本橋、S字、クランク。技術面で特に不安点はないものの、順番に走ることばかりを考える余り右車線を逆走する。もう1人も順路を覚えられずコースアウト。
指導員からトランシーバー越しに
「逆走!」「ここは日本ですよ?」「車の免許持ってますよね?」
とやたらイヤミを言われる。私ももう1人も「アハハ…」と笑うしかない。すっかり忘れていたが、教習所とはこういう場所だったのを思い出した。

次に四輪と同じコースを一通りまわる。
発着点を起点に坂道発進、踏切、交差点を通り二輪コースをまわって終了。
四輪との混合コースはとにかく小回りが多く、合図を出したり消したりと忙しい。おまけに優先道路には教習車がバンバン通っていて、うっかり先に通ろうものなら多分指導員に怒られる。

こうしてあっさりみきわめに通り、次回はいよいよ二段階へと進む。
技術面ではとくに問題はなさそうだが、コースミス、合図の出し忘れ、消し忘れを特に気を付けなければならない。
次回の技能は今日まわったコースの先頭を走らされるらしく、家でしっかりイメトレをしないと今日の経験がゴッソリ記憶から抜け落ちてしまいそうだ。