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【好きなワインの見つけ方】②生産地のお話

こんにちは。
今日は、ワインの生産地についてお話したいと思います。

前回の投稿で、自分の好みのワインを見つけるには、大きく以下の三つの要素を考えると良いとお伝えしました。

①ぶどう品種
②生産地
③造り手

同じぶどう品種でも、それが栽培されている生産地によってワインの味わいが変わってくるのが面白いところです^ ^
今回はそこを少し掘り下げてみます。

例えば、黒ぶどうのカベルネ ソーヴィニヨンという品種は多くの地域で栽培されていますが、フランスのボルドー産のものと、カリフォルニアのナパヴァレー産のものとでは、どちらも銘醸地ですがワインの味わいはだいぶ違います🍷🤔

生産地の土壌や気候の違いがぶどうにも影響を与える為、ワインにした時の味わいも変わってくるのです。

ボルドー産の方は比較的冷涼な気候の影響を受ける為、酸味がしっかりしていて歯ぐきにギシッとくるドライで心地良い渋みがあり、大人の気品を感じます。
人に例えるならば、「気高い貴族」といったところでしょうか🍷🤴

ナパヴァレー産の方は温暖な気候の影響を受ける為、酸味は穏やかで口の中に若干甘やかな果実味がパワフルに溢れてきて、存在感を感じます。
人に例えるならば、「ハリウッド俳優」といったところでしょうか🍷👨‍🦱

どちらも渋みはしっかりありますが、その感じ方に違いがあります。

それぞれのワインに良さがありますが、ここも好みが分かれる所なので、是非同じぶどう品種で異なる生産地のものを飲み比べてみて、お気に入りを見つけてみてください🙋‍♂️

もちろん土壌の違いもあり、例えば砂利質、粘土質、石灰質、火山性土壌といった土の個性の違いがワインにも大きな影響を与えています。

詳しい土壌の説明は省きますが、ぶどうの樹は地中に深く根を張り、土の中にある様々な養分を吸い上げてぶどうに注ぐ為に、土壌の特徴がワインの味わいに出やすいのです。

また余談ですが、斜面にぶどうの樹を植えられている畑は平地よりも水捌けが良く、南向きの斜面であれば日照も十分に得られる為に、高品質なぶどうが育ちやすいです☀️

土の表面近くに水分が溜まっていると、ぶどうの樹は根を深く張ってくれません。
水捌けが良い畑は地下深くまでいかないと水分を得られないので、そこを求めて根を深く張っていき、多様な地層から様々な養分を吸い上げる事ができます🌱

この投稿にある写真は、カリフォルニアのソノマヴァレーにあるぶどう畑です。
結構急な斜面にぶどうの樹を植えてますよね^ ^

斜面の畑だと、樹の手入れやぶどうの収穫も当然大変になるので大量生産には向いていませんが、その分高品質なワイン造りができるので、比較的小規模の生産者がこだわりを持ってぶどうを育てています。

そして、同じ産地で同じぶどう品種からワインを造っていても、造り手が違うとワインの味わいが変わってきます^ ^

これは造り手のポリシーやテクニック、そして地道な努力(^^)などにも関係してきますが、詳しい説明はまたにしておきます🙋‍♂️

次回は③の造り手についてお話するのでお楽しみに!

それではまた。

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