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2024/07/21

9時頃に起床。
お昼の映画に行こうと考えていたので、少し早め。
出かける頃には室温が29.8℃になっていたので死んだ。
人生初の日傘を持って外出。
直射日光は当たらないが、地面からの熱で死にそう。
直射日光が当たらなくなっただけ、マシか。

「大いなる不在」を鑑賞。
小さいころ離婚し、疎遠だった父親が警察に捕まったと連絡を受け、息子と妻が様子を見に行くが、そこにいた父は認知症で別人のようであり、義理の母とは連絡が取れず、行方不明になっていた。父親との向き合い方、義母の行方、家族との向き合い方を描いたサスペンスヒューマンドラマ。
森山未來さんが息子役で、藤竜也さん、真木よう子さん、原日出子さんが出演する。
最初、アクション映画と見間違うシーンから始まり、どんな映画なんだと一気に注意を惹かれた。
藤竜也さん演じる父親役が、認知症を見事に演じていたのが凄かった。
昔の厳格な父親から、病院であった時は明るく軽快な姿になっていて、また次は少し弱々しい姿になっていたりと、本当にすごかった。
息子役を演じる森山さんも、認知症の父に寄り添う息子の姿、数十年ぶりにコミュニケーションを取る姿など、こちらも演技力が素晴らしかった。
真木よう子さん、原日出子さんも父親、息子にかけるコミュニケーションが温かく、見ていてよかった。
「大いなる不在」というのは、大いなる”〇〇の”不在ということだと思った。
息子であれば、"父親"。父親であれば、"記憶"、"義母"となるのだろうか。
自分も認知症になったらああなってしまうのか、親、祖父母もこうなるのかと少し不安になってしまった。
パンフレットに書いてあった"認知症患者には、不都合な現実を見せず、俳優のように相手に関わり、寄り添う"といった感じのことが書かれていたので、なるほどと思ってしまった。

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