ベトナム語のカタカナ表記はどこまでありか??

ベトナム語学習者はベトナム語を勉強する際にカタカナを使うべきではありません。これは「なぜベトナム語をカタカナで覚えてはいけないのか? ~カタカナの本質から考える~」の記事でも詳しく述べたように、カタカナは外国語を日本語として読むために発明されたものであり、外国語の発音方法を表記したものではないからです。

しかし、ベトナムのことを日本人に対して説明する際や、ベトナム人が日本人向けのサービスを利用する際などには、ベトナム語の単語をカタカナにして使わなければならない場面もあります。今回はベトナム語のカタカナ化はどこまでが許容範囲なのかを考えてみたいと思います。


カタカナ化してもよい場合

① 固有名詞化しているもの

ベトナムの人名、地名、都市名、道路名、店名、会社名、商品名、料理名など、特有の名称のベトナム語はカタカナ化しても問題ないでしょう。


・グエン・フー・チョン元国家主席
・ドンナイ省ビエンホア市
・レタントン通り
・トゥオイチェー新聞社
・ハオハオ(即席麺)
・コムタム
・バインチュン

ここから先は

1,253字

¥ 160

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?