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森羅万象に宿るマナ

「天気、天の気、太陽の気。空気、空の気。元気、人の気。天と空の気がわたしたちをめぐり、力を与えてくれている。

ハワイではマナと呼ばれる森羅万象に宿る気(エネルギー)を大切にしていて、それをめぐらせるためにもフラがある。

もう少しで物理で解明されるのかもしれないけど。解明されなくても、身体が知っていることを大切にしていこう。」

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日本には「気」がつく言葉がとても多く存在します。

元気、勇気、呼気といった私たちの気持ちや生命活動をあらわす言葉から、大気、空気、天気など気象現象をあらわす言葉まで広く使われています。

また同じ「氣」という概念が中国においては漢方や陰陽五行で用いられ、大いなる宇宙・自然界をめぐる気が呼気を通して内なる宇宙の身体を駆け巡り、生命エネルギーとなると考えられてきました。

ハワイでも同じような意味合いの言葉として、マナがあります。

マナは人だけでなく岩や植物、場所にも存在することがあり、マナを満たして良い流れを保つことが大切だと考えられています。

そしてその力を強くしてコントロールするために用いられているのが呼吸法です。

ハワイ語で呼吸はハと呼ばれ、息を吐き出す、命を吹きかけるという意味があります。大きく大地のエネルギーを鼻から吸い込んで、口からハーッと大気に自分を溶け込ませるようにして吐き出していく。

外に広がる宇宙と内なる宇宙の交換の場です。

また大地のマナを体内に循環させる方法としてフラがあり、大地を踏みしめる足から伝わったマナはピコ(臍)を通って両腕から天へと放出されていき、また天からのマナが両掌から取り込まれ、大地へと放出されていく、と考えられています。

そして自分の中に充満したマナを用いて人を癒す施術がロミロミと呼ばれる古代ハワイアンが用いた伝統的な施術方法です。

特に王族にとってマナは非常に重要視され、カフナと呼ばれる聖職者がロミロミを施していたと言われています。


日本にもその昔、シャーマンがいて気を操り人々の病気を治したり、霊的な災いから村を守っていたという言い伝えが各地にあります。

現代を生きるわたしたちも、大自然の中に出かけると、両腕をぐんっと天にかかげて伸びをして、深呼吸をしたくなります。忘れかけていたプリミティブな感覚を取り戻そうとしているのかもしれません。

「気」は目に見えないけど、存在するもの。そんな内なる感覚を大切にして、良い気で心身を満たして生きていきたいですね。


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