見出し画像

イースターエッグの魅力

こんばんは。

クレイジー動画チームのマユです。

カナイさんの言うように日本のテレビはほとんど見ず、FOX/AXN/スーパードラマTV、NETFLIXやYouTubeばかり見ています。
小学生のときにスター・ウォーズに心を奪われてから海外のポップカルチャーに夢中です。

さて、前回はパロディのユーモアの話をしたので、今回はユーモアつながりでイースターエッグの話

スピルバーグ監督の「レディ・プレイヤー1」はご覧になりましたか?


2045年、世界は荒廃し人々はオアシスという仮想現実の世界で現実逃避しているという話。
めちゃくちゃ興奮しました。ゲームは詳しくないけど、80年代の映画と音楽がナイス。

「レディ・プレイヤー1」で重要だったのがイースターエッグだ。

キリスト教でもなく、ゲームに詳しくもない日本人からしたらなんじゃそりゃという感じ。

Wikipedia先生によると
イースター・エッグ(Easter egg)とは、コンピュータのソフトウェア・書籍・CDなどに隠されていて、本来の機能・目的とは無関係であるメッセージや画面の総称である。ユーモアの一種。これらを「イースター・エッグ」と呼ぶのは、キリスト教の復活祭の際に、装飾した卵(イースター・エッグ)をあちこちに隠して子供たちに探させる遊びにちなむ。
だって。

隠しコマンド的な?ちょっとマニアックで見つけたらニヤっとしちゃうやつ。オタク的楽しみ方。

それがイースターエッグ。

オマージュもイースターエッグにカウントできる。

「レディプレイヤー1」では登場人物たちが仮想現実オアシスのイースターエッグを巡っていろんなゲームに挑んでいたわけだけど、映画自体もイースターエッグの塊だと言える。
あれだけのキャラクターが登場し、これまでの映画やゲームにちなんだものもたくさん見られる。

この映画には300以上のイースターエッグが隠されてるって。


こんなにあったらもはやイースターエッグ感ないけど。

例えば、銃の選択肢の中に「ターミネーター」に登場するのと同じモデルが出てきたり、主人公・パーシヴァルが通いつめてたオアシス創設者の記念館のロビーは青春映画「ブレックファスト・クラブ」の図書館を模してるとか、パージヴァルがオアシス内で身につけてるホルスターは「スター・ウォーズ」のハン・ソロと同じとか、ある程度ポップカルチャーに理解がある人間にはテンションが上がるものだ。

昨年大ヒットした「デッドプール」にも100個イースターエッグがあるとかないとか。(ウェイドの家にデッドプールのアクションフィギュアがたくさんある、とか、アメコミに関するマニアックなものが多い。)

新生「スター・ウォーズ」にもカメオの他にイースターエッグがたくさんある。
ハン・ソロの言う「嫌な予感がする」はもはや恒例行事みたいになっているが、その他にも新キャラのフィンはストーム・トルーパーとして「FN 21-87」の名を持っていて、この数字は「スター・ウォーズ 新たなる希望(1977年公開)」でレイアが囚えられている監獄と同じ番号なのである。

イースターエッグの存在は実は偉大だ。
”わかる人にはわかる”って一見さんお断りみたいで嫌だなあと思う人もいるかもしれない。
しかし1度映画を見た後、トリビアや解説を読み「え!こんなの映ってたのか!」みたいな気持ちになり、もう1回その作品を見たくなる。
このマインドを作り出してくれるイースターエッグは偉大だ。
その元ネタまで気になっちゃって、見ちゃって、お気に入りの作品も増えちゃうんだから。
それにその監督の映画への愛も感じられる。

こういうマニアックな楽しみ方もアリだよね。

Youtubeで「映画タイトル+easter eggs」で調べると本物のマニアたちが丁寧に解説してくれる動画がわんさか出てくる。

あまりにも丁寧だから英語がわかんなくてもいける。

この映画にこんなイースターエッグあったのか〜!!!!!ってまた新鮮な気持ちで見れるからおすすめだ。
Netflixとか配信系であれば止められるし巻き戻せる。(マニアックすぎ?)
だからこそ80年代のノスタルジアが集められたNetflixオリジナルドラマ「ストレンジャー・シングス」はびっくりするくらいのヒットを飛ばし、後に「ストレンジャー・シングス大解剖」という解説番組まで作られた。(配信系では異例!)

こういう見つけてニヤッとしちゃう隠れたユーモアもいいよね。
映画のあとに「何見つけた?」って話し込んじゃうのも楽しいと思う。いい話のネタだよね。
そういう点においても「レディ・プレイヤー1」は素晴らしい映画だ。さすがに何回見ても毎回発見がある。
スピルバーグ監督自身も同じシーンを30回くらいは観たらしい。

ちなみに、「レディ・プレイヤー1」でも登場していたが、意外や意外、「トイ・ストーリー」にも「シャイニング」のイースターエッグが隠れている。
シドの家の床はシャイニングのホテルと同じカーペットの柄だ。

ともかく、イースターエッグの存在は何度も同じ作品を楽しむことができる、という点で最高だ。乾杯!


#映像 #動画 #レディプレイヤー1 #映画 #イースターエッグ #スピルバーグ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?