うなじに怒れる

この記事を書き始めた5月1日現在、無性に腹が立っている。細かく言うと、うなじのニキビに腹が立っている。
何でうなじなんだよ。他にもっと場所あっただろうが。


バイトでお客さんに「お席こちらへどうぞ」って案内する時、振り返ったらニキビがモロ見えじゃねぇか馬鹿野郎。それだけでこの店、不潔だと思われたらどうすんだタコ。


あと学校に行ったら、自分が前から3番目くらいの席だから、6番目の小南さんぐらいならニキビがバッチリ視界に入っちゃうわアホ。小南さんにだけは見せんな俺死ね。

毎日シャワーを浴びてるし、このニキビは恐らく、髪のムースやスプレーが肌に合わず出来たものと推測している。
だからといって周りの人に「このニキビはムース出身なんすよ、不潔出身じゃないっす笑」と説明する機会がないわ。
他人からしたらニキビはどこ出身でも不潔扱いなんだよ。

病院は連休明けまでやってないので、オロナイン軟膏を塗りたくっているのだが、赤く腫れたニキビと白い軟膏でうなじが紅白仕様じゃねぇか、お正月みたいで、めでてぇなおい。

バイトでお客さんに「お席こちらへどうぞ」って案内する時、うなじが紅白だから「もしかして特売してるのかな?」って思われるわ。覚悟しろ店長。


追記

連休が明けた今日5月6日、学校が終わり、いつも一緒に帰っているクラスメイトを何も言わず置き去りにして、かかりつけの病院に向かった。


一緒に帰ってからでも余裕で間に合うが、少しでも早くニキビを治したい思いが友情を超えて、病院の待合室で「そもそもなんでアイツと一緒に俺は帰ってるんだろう」と考えていた。

会話が盛り上がる訳でもないし、そのまま一緒に遊ぶ訳でもない。友達が居ない入学当初から、なんとなく一緒に帰っていたのが継続し続けて今に至っている。

しかもアイツの帰る準備が待たなければ一本早い電車に乗れるし、世間話に身を投じなくてもいい。
もう一緒に帰らなくてもいいかなと思えてきた。テスト前に答え要求してくるし、無意識にマウント取ってくるところも嫌いだ。

結論が出た。

こんなことばっか考えるからニキビができる。












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