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トレンドブログとツイッターはオワコンなのか?

「ブログは本来、自由なものだ」

この本質に気付いたので、特化ブログとか雑記ブログとか関係なく、自由に書かせてもらっている。

対して、この自由をはき違えてしまった人が散見されるのも残念ながら、事実である。

今回はこの点について、実体験も踏まえて、ご紹介したい。

トレンドブログが一丁目一番地

福祉系メインのブログだったものの、好きなJリーグ・名古屋グランパスやテレビドラマ、映画のことを最近は書いている。

これがいわゆる「トレンドブログ」である。

枷に縛られないので自由にテーマを設定でき、気の合う仲間もできた。

私にとってトレンドブログは肌に合う――居心地のいい場なのである。

ところが。

「トレンドブログ」と検索窓に打ち込むと、変換予測に「クソ」の文字。気になって調べると、「ああ、クソだな……」と納得してしまう結果となってしまった。

トレンドブログは確かにクソ

アーティストのライヴ当日に、台風が来た。それで中止かどうか、ファンはやきもきした。それを狙ったかのように、ロクに調べもせず、曖昧な情報でPVを稼いだクソが早速、目に入ってしまった。

芸能人が話題になると、「本名は?」「付き合っていた人は?」と芸能リポーターのように下品なネタで堂々とブログをアップする人の何と多いことか。

曖昧なのは千歩譲っていいとして、最悪なのは「〇〇は韓国人」などと、明らかなデマでPVを稼いでいる人までいる。

最近では、亡くなった方の胡散臭い情報でPVを荒稼ぎするバチ当たりな人が目立つ。

では、これらがトレンドブロガーだけの責任かというと、そうではない。

読者がA級戦犯

そういったタチの悪いブロガーが駆逐されないのは、読者がいてしまうからだ。

ライブの中止情報は、ライブやアーティストの公式サイトで見られる。

そもそもニュースは、ニュースサイトや公式サイトで確認するものである。

それを怠って「楽を選ぶ」現代人が増えてしまった結果が、これである。

公式が無い情報なら、せめてウィキペディアを見よう、出典が明記してあるので。

コロナ禍でのワクチンデマも、厚労省や役所、ニュースサイトを見る手間を惜しむ一定の人間達が原因で、拡散してしまった。

ツイッターは情報収集の場ではない

トレンドブログと酷似しているのが、ツイッターを初めとするSNSだ。

SNSは好き放題言い放題を拡散する舞台装置なので、ここで情報収集するのは愚かだ。

1次情報を得た人が、「さて、世間の反応は?」程度に止めるなら、価値はあると思う。

それも本気で行う気があるなら、自分で質問を固定できるポイントサイトにお金を払って利用しよう。

※変わる報道番組アベマプライムに宣戦布告してるわけではない。あの報道番組は足を使わず、ツイッターでしか世論を拾ってこないんだけど。まあ、アアベマプライムは正式には「報道ショー」なので、大目に見るしかない。

ツイッターは性交の相手を探す場でもない

話が逸れて恐縮だが、実際に裁判沙汰になった事件を紹介したい。

「優秀な男性との遺伝子を残したいわ!」と思った女性が、ツイッターで相手を見つけちゃったのである。

結果、女性は「低学歴やんけ!」とブチ切れた。ここまでなら「身から出た錆」と言っておしまいなんだけど。

この女性、できた子どもを「育てる気、1ミリもねえし」と、我が子を施設に預けちゃったのである。

この子どもにしてみれば、施設職員の方が安心なので、結果オーライと強がる私で、ごめんなさい。

SNSはブーメランなので、ヘイトを放れば、自分にヘイトが突き刺さる。それも100万倍、鋭角は鋭くなって。

ブログのオンラインサロンは地獄

知人がうっかり、30万円もする「ブログが上達しまっせ!」とPRしているオンラインサロンに入会してしまった(早めに相談してよ)。

講師は主婦。芸能人の炎上ネタばかりを推奨し、

「訴えられても、自己責任で」
「次の客のことしか考えてない」

と開き直ったそうである。

情報商材はクーリングオフが効かない――という法律の穴を見事に突いた商売である。

ところで、この主婦講師、一つ、大きな見落としをしている。

彼女はきっと「ネットだから恨みを買っても実害はない」とあぐらをかいているのだろうが。

世の中、そんなに甘くないですよ?

オンラインサロンに、近所の知人が加入するリスクを考えないのだろうか?

それこそネットで、自分の顔と本名が晒されない絶対の自信があるのだろうか?

ネット全体が、巨大なブーメランなのである。

私の葛藤

偉そうに言っているが、私だって日々、葛藤して身悶えしながら記事を書いている(内緒ですよ?)。

例えば、この記事。

早稲田大学の守口剛教授は吉野家のシャブ漬けを止めず:森口教授とは? | ぴっころ☆すてら (koumuintaisyoku.com)

悪フザケで書いたわけではない。

この記事を書くキッカケは要するに「守口教授が悪いわけないでしょ?」だった。

記事でも触れているが、日本のマーケティングの第一人者を、もらい事故で失うわけにはいかないよな――と結論を下して、書いた。

ただ、「自分が絶対に正しい」と思いあがってもいないので、全ての記事において、削除する可能性はある。

ブログは「自分安全保障」

ブログ記事の「公開」ボタンを押すのは、自分一人しかいない。

そこで求められるのは、「自分安全保障」だ。

自衛隊は文民が統制しているが、ブログ記事は自分しか管理してくれない。

自分の中の物差しが唯一である。だからブログ公開のボランは核ミサイルのそれの――すいません、言い過ぎました。

唯一最大の物差しは「悪口は辞めましょう」でいいと思う。

グーグルとネットフリックスが「シンプルイズベストじゃね?」で勝ったように、物差しもシンプルでいきましょう。

長文にお付き合いくださり、ありがとうございました。あなたの一日がいい一日になることを。




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