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環境保護への痛烈な皮肉「グリーン・インフェルノ」

※画像とあらすじ、みどころはシネマトゥディより引用

みどころ

『ホステル』シリーズなどで知られるイーライ・ロス監督がメガホンを取って放つ衝撃の食人ホラー。人間を食する風習が残るアマゾンの奥地で若者たちを襲う、阿鼻(あび)叫喚の世界を徹底的に描き出す。監督が俳優としても出演した『アフターショック』でも組んだ、ロレンツァ・イッツォやアリエル・レビが今作にも出演。巻き込まれ型ストーリーを得意とするロス監督による残酷な展開に絶句する。

あらすじ

不正なアマゾンの森林伐採の実態を世に訴えるため、学生たちの活動家から成るグループは現地に赴く。その後、彼らの度を越した行動が目に余ったため全員強制送還されることになるが、その途中で搭乗機がエンジントラブルを起こしてしまう。熱帯雨林に墜落した飛行機の生存者たちは救助を求めるが、彼らを待ち受けていたのは食人族だった。

環境保護で売名行為を行う大人と踊るガキ

大学生のガキ達がスマホで環境保護を行おうと、世界を救おうと 未踏の地であるアフリカへ旅立つ。

綺麗事しか頭にない大学生のガキどもが、大人の汚い金儲けの泥沼劇に巻き込まれる。そもそも Twitter などのSNS で世界を救えると思ってる時点で、考え方が「ガキ」である。 スマホや Twitter などの SNS で世界を救えられるはずもなく、そんな暇があるなら組織票で選挙の結果を変えられるほどの大規模のチームを作るべきである。

皮肉なことに、ガキどもの命を救ったのは、大麻だ。 

ガキどもは、物環境破壊を止めようと、お仕事をしている大人の現場を爆破する。そしてお仕事をしている大人達を、スマホを使ってリアルタイムで映像を流す。

そしてガキどもは、こう喜ぶ「Twitterのトレンドに乗ったぞ!」。救いがたいアホウである。この作戦を企画したリーダーがそもそも、「工事を止められるわけがない。少し遅らせるだけだ」と白状する。ガキども、大人のお仕事の邪魔をするな。お前達が育つよう、大人達は働き、税金を納めている。

企業から、ガキどもは、ある民族を守ろうとする。だが、その民族は食人族で、食われてしまう。守りたかった民族に喰われて、本望だったであろう。その民族の貴重な食料となったのだから。これが本当の環境保護だ。つまり環境保護とは人間のエゴによるエコだ。

 「私は菜食主義だ」と言っていた女も、空腹に耐えかねて肉を食べる。それが、現実だ。綺麗事で人間は生きていないし、世界は回っていない

 イーライロス監督が終盤、ガキどもの命を救うために投入したのは、ガキどもが環境保護のために仕事を邪魔した企業が雇った傭兵達だった。皮肉を通り越して、痛快だ。

ラスト、主人公はスマホを地面に叩きつける。賢明な判断だ 。世間を知らないガキどもは大人の仕事を邪魔することなく、お家で勉強するか親の手伝いをしていれば良い 。食人族に食われたくなければ。

「電気自動車はエコ」の嘘


「電気自動車はエコだ」と主張する無知が、存在するようだ。彼等は、こう主張する。「電気自動車は二酸化炭素を一切出さない地球温暖化防止の切り札だ」!
しかしこの議論は LCA (ライフサイクルアセスメント)という考え方によって論破されている 。そのバッテリーは生産時に、多くの二酸化炭素を排出する。火力発電が主流である限り、二酸化炭素を排出するのが車のマフラーから火力発電所の煙突に変わるだけ

脱炭素は嘘

Co2を0にする取り組みは、中国への牽制球でしかない。そもそも、合衆国大統領は co2を減らせない 。また脱炭素は、国民経済を破壊する。気候危機を煽っているのはどの政党か? どの政党の支持者か? よく観察するといい。すでにアメリカは、温暖化危機がフェイクであることに気付いている。日本では、環境危機を煽ることにより、補助金に起業や研究者が群がっている。

牛のゲップより人間が環境を破壊している

アベマプライムのニュースで、「環境を守るために、牛を食べるな、牛乳もチーズもダメだ」と主張する者がいた。彼は、こう主張する。「牛のゲップに含まれるメタンガスは温暖化を加速させ、二酸化炭素の25倍、温室効果がある」と。

しかし石油・天然ガスの採掘や反芻動物(家畜)によるモノは、1988年以降、減少している。さらに、ピナツボ火山の噴火に伴う湿原からの放出量の低下や度重なるエルニーニョの影響が加わることで、1990年代に見られたCH4濃度の増加速度の鈍化が生じている。



環境保護の行き着く先は?

人間が生きている限り、環境は破壊され続ける。多くの人間が内心、このことを分かっている。分かっていながら、目を背けている。

本当に地球を救いたいのなら、地球から人類を……となる。そんな思想を持った「エコ原理主義者」が現れないことを、切に願って。

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