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山と木と私

山を登る。しんどくても登ってみる。

なぜ山を登るかはわからない。

でも体は悲鳴をあげている。

けど休憩もせずに登り続ける。

山を登れば、ご褒美をもらえそうな気がする。
山を登れば、称賛を得れるかもしれない。
山を登れば、有言実行になる。

ある日、山を登ることは無意味なんじゃないかと思ってしまった。

目標を失っている。だからこの場所に佇んでどの方向に舵を向けるか考え塞ぎ込んでいる。

山を登るのは諦め、違う山に登ろうかと考えている。

山は果てしなく高く、傷ついた体には高すぎる山。

リカバリーしてないまま、挑戦する新たな山は高すぎて挫折する。

それでも、山に登ろうと一生懸命なのは、生きている証拠だ。

これが生きるということか。

自分に優しくして、大切にする。

これほど根本的に大切なことなのに、、、。
自分の枯れた心に水を与えるのを忘れていた、、、

木の根本を見てみると、スカスカだった。

スカスカの状態で木が立ってる。

この木はいずれ、台風ですぐに倒れるだろう。

根っこを太くし、大地に根を張り、見えている木の部分は小さくても短くてもいい。丈夫な木に今からしていく。

隣の木はたくましい。うらやましくて、比べてみたくなる。
でも、となりの木、ひょっとして根がスカスカかもしれない。
誰も他の木のことなんかわからない。
だから、比べるだけ無駄だ。
短い木でも、根をはった、しっかりとした木があるのだから。

山はまだ遠い。

けど、よくみると近いような、登れそうな山でもある。

気長にお得意のマイペースでやってみて。
疲れたら、しっかり休むんだ。
前は休まなかったから、疲れてしまった。
こんどこそは、疲れたら、しっかり休んで、疲れがとれるまでやすんだら、
また登ろう。

しっかり休んで、無理はせず、自分を愛して、大切にして、感謝をする。

もっと、無邪気でいいし、気が抜けてていい。

もっと笑っていいし、もっと平和でいい。

自分に厳しくしてはダメだ。なんでも楽しくゲームのように困難を乗り越えられる自分になりたい。




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