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音楽ここだけのお話 第一話 ピアノテクニックの神話(I):メタモルフォーゼへの徒然の旅 8月1日


Bee Yoga 

初めまして。
ブンブンpiano bee、夏真っ盛りの満月の今宵、
日本の裏側からピアノの小噺をお送りいたします。

で、いきなり本題。

最近、自分が透明な檻の中に長い間いたことが突然分かったのだけど、これってどう考えても多分ピアノを習い始めてからずっと。

つまり、私の人生のほぼすべて!!!
顎が落ちちゃうってこういう事かもしれない。

どうして突然目が覚めて、自分がそこに座っていることに気づいたのか?

これがこのブログシリーズの目的です。

ある人との出会いで自分に欠けていると長い間考えていたものを学んで身に付ける事をやっと決心することができたのだけれど、それはパズルの最後のそして最大のピースを見つけそれを完成させることで、大きく何かが変わって全てが動き出すんじゃなかな、と言うワクワクすような感覚が高まって決壊したからだと思う。

そしてそれは目を見張るような、人生を変えるような瞬間だった。

学びという行程は、いつの間にか静かに始まっていて、目印にしていたものに到達するとそこから更に道が伸びていて、また新たなた旅へと誘われて行くのだけど、今私が歩んでいる学びもそんな旅と一緒。

学びはその過程にこそ深い意味があるといつも信じているのだけれど、初めて見る風景に圧倒され、吸収した事の消化と、それを実現する為に試す工程で、時に頭が際限なくスピンしてしまい、思考のかけらさえもキャッチできないことがある。

深い瞑想の中にいるようで、そこから抜け出せないこともある。

そんなわけで、話題がどうしてもあちこちへ飛んでしまうのですが、ひっくり返った玩具箱のような思考の癖が私の物事を消化する方法なので、どうか長い目でお付き合いくださいませ。

ピアノ・テクニックには、「良い あるいは上手い」ピアニストになるために必要なものすべてが含まれている。

「上手」をなんでも好きな言葉に置き換えてもいいし、それは本人次第。

私の目標は「良い・上手い」ピアニストになることではない。
好きなものを好きなように弾きたいな、それが一番に来る。

本当の「テクニック」の基礎をようやく理解し、最初の第一歩を身につけたとき、突然霧が晴れたように全てが繋がった感覚に体が貫かれた。
今まで何気なく溜め込んであった疑問が一挙に解決され、長年蓄積されたせいで変えることの難しかった習慣は、ゆっくりと私のコーチ/メンター/先生の助けを借りながら学び、試すことで解決しつつある。

まだ学ぶことも、できないことも一杯あるけれどね、それでもまるで大きな地図を眺めるように全てがクリアにシンプルになって、私はただただ絶句して立ち尽くしてしまった。

今日は最初の第一歩として、何より大切な事を記しておこうと思う。

優れたテクニックは、決してレベルや年齢を差別しない。
体型だとか手の大きさだとか、どんな違いがあっても誰でも身につけることができるの。
良いテクニックは最初から学ぶことができるし、学ばなければならない。

ピアノ演奏のごく基本的なテクニックは、舞台で演奏するピアニストであろうと、遊びで演奏する経験の浅いピアニストであろうと、常に同じです。

"非常に基本的な "というのは、私たちの演奏にプラスアルファを与えることのできるさらに高度なテクニックがあるからなんです。

一番大切な基本を身につけたら、それは順次必要に応じて学べばいいし、興味がなければそれもいいと私は思う。

ここで一番大切なのは、基本となるテクニックはできればピアノを習い始めたその日から学ぶのが、一番安全で効果が高いこと。

勿論学び始めるのに「正しい」時期は限定されていないので、誰でもいつでも始めることもできる。

長い目で見るとね、将来負傷の原因になるかもしれない非生産的な体の使い方が習慣化してしまう前に、最初から学ぶのは本当に大事だと思う。修正するのが簡単だし。

私自身はラッキーな事に演奏を長期休まなければならない怪我をしたことはないのだけれど、無理な練習が祟って起こる負傷は深刻なことになってしまう時もあるから。

怪我でピアノを諦めなければならなくなってしまう前に、正しい奏法と体の使い方を教えられるようになることは、ある意味ピアノを教える者としてとても大切な前提かもしれない。

さて私の学びは現在進行形なので、私の体験や感想をできる限り頻繁にここでシェアしていこうと思っています。

今日のポストの締めとして、質問を一つ。

あなたの指を見せてください!(おぉっと、これ英語だととても不味い表現ね!笑)

指はどこから?

下の図を見てください。

左手の骨の図

私たちが普段「手のひら」とか「手の甲」と呼んでいる体の部分に実は指の一部が隠れています。緑色の骨の部分は目に見えないよね?

コバルトブルーの骨の部分から指を "動かそう "とするのは、だから "ミッション・インポッシブル "。

ね?体に無理のない動きと弾き方vって、こういう事なんだよ。
私の得た最大で最善の学びの一つです。

では、またね。🧡🐝

Love♡PianoBee

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