【読書録】ロスジェネの逆襲
おはようございます!いがちゃんこと、イガラシです!
昨日に引き続き、小説の読書録。
ひさびさに池井戸作品を読みました。
ドラマで一躍有名になった『半沢直樹』シリーズの3作目。
1,2作目は、ドラマ放映のだいぶ前に読んでいたものの、
3,4作目は読んだことないなと思い読んでみました。
やはり人物設定がいいですね!
半沢は、もう今や堺雅人しか頭に浮かんでこないけど(笑)
キャラ立ちしている人ばかりだから、どの人にも感情移入して読めるのがいい。
個人的に小説読むときは、その人の立場で(主人公に限らず)読むと面白いし、いろんな人生を歩める気がして好き。
人生の一端を知れると言うか。
それが自分の幅の広がりになっていくなと思っています。
それに池井戸さんの本に共通しているけど、経済に興味を持つきっかけになっていい(=^・^=)
今回は買収に対する、買収対策。
買収といえば、『ハゲタカ/真山仁』が最初に触れた小説でした。これもオススメ!
戦略につぐ戦略の応酬!
それぞれが大義をもって仕事にのめり込んでいる姿はストイックでありつつ、かっこいい( ̄ー ̄)bグッ!
ロスジェネの逆襲は、買収そのもののスキームの話より、それを巡ってそれぞれの経営者の事情が見え隠れする感じがリアリティあってよかったなと思います。
けっこう苦悩の部分が多かったかな。
反面教師的に読めた部分も多かったです。
あと文庫本の解説でも書いているように、出向社員とプロパー社員のギャップ、世代間のギャップが見事に描かれています!
ギャップって、人と人が関わっている限り絶対あって、でもそれを乗り越えるから人は成長するものだよなと思いました。
心に残った部分↓
「仕事の質は、人生そのものの質に直結しますから」
p.340
→今だからこそ、これはめちぇめちゃ共感できる!
「どんな時代にも勝ち組はいるし、いまの自分の境遇を世の中のせいにしたところで、結局虚しいだけなんだよ。ただし、オレがいう勝ち組は、大企業のサラリーマンのことじゃない。自分の仕事にプライドを持っている奴のことだけどさ」
p.350
→仕事へのプライド持つことって、志を立てることなんだろうなと思う
「それはどんな信念なんでしょうか」
「簡単なことさ。正しいことを正しいこといえること。世の中の常識と組織の常識を一致させること。ただ、それだけのことだ。ひたむきで誠実に働いた者がきちんと評価される。そんな当たり前のことさえ、いまの組織はできていない。だからダメなんだ」
P.394
→ほんとに!こういう世の中に変えていきたい!
もちろんまずは自分の考え方、捉え方で世界は変わる!
「仕事は客のためにするもんだ。ひいては世の中のためにする。その大原則を忘れたとき、人は自分のためだけに仕事をするようになる。自分のためにした仕事は内向きで、卑屈で、身勝手な都合で醜く歪んでいく。そういう連中が増えれば、当然組織も腐っていく。組織が腐れば、世の中も腐る。わかるか?」
p.394
→For youの精神だな。一歩進んで、For usまで意識してできるとなおいいなと思う。
さ、今日も自分のため、世の中のために仕事をしよ!
気張っていこ(-ω☆)キラリ
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