見出し画像

図書館という場所がすき

図書館、図書室という場所が好きです。

本屋ももちろん好きですが、図書館は机があって、勉強したり、考え事をしたり、思うがままに過ごせるから好きです。
光が入る明るいところ、窓から緑が見えたりするところなんかだと尚更いい。

通算で8年ほど高等教育機関に勤めていたことがあり、昼食後に図書館の開架書庫や、自習スペースで過ごすのが至福でした。
学生に混じって、本を読んだり、調べ物をして過ごすのが楽しかったし、最新の本より古いものが並んでいたりするので、ふだん書店では見ないような本があって、それも面白かったのです。

いい歳になってから、大学で司書資格を取らなかったことを後悔しました。
せっかく文学部だったのに、学生当時は「なんだか黴臭いところで仕事するのはいや」なんて思ってたんですよね。
そのくせ学生当時も、図書館の閲覧スペースで、大きな窓から新緑が見えるのが好きでした。

最近では、全国でいろいろな図書館ができているようで、行ってみたいと思うところもあります。こんな図書館が地元にあったらいいのに、と思うような。

**

昨日、出先でたまたま目にした冊子に、「まちライブラリー」のことが載っていまして、それがわりと近くにあることがわかり、急遽行ってみることにしました。

まちライブラリーとは、「おすすめ本を持ち寄ってみんなで育てるライブラリー」という、私設図書館だそう。
感想などのメッセージカードをつけて本を寄贈し、「カフェやショップ、病院、お寺、オフィスや個人宅など町の中の本棚に置き、本を介して人々が出会い交流するコミュニティ型のライブラリー」とあります。
誰でもオーナーとして始めることができ、全国に750箇所以上あるとのこと。

私は以前、自分のアトリエ、もしくはワークショップスペースを持って(当時はワークショップを時々催していたので)、おすすめの本なんかを並べるのいいなぁ、なんて思っていたことがありましたが、本当にそういうのがあるんですね。

ライブラリーは素敵なところでした。椅子や机は木製で、窓から隣の公園が見えます。
持ち寄られた本は図書館ほど数はないけど、読んでみたい本がいろいろ。少しだけ、閲覧させてもらいました。

画像1

「薔薇の名前」の著者、ウンベルト・エーコの対談本、
『もうすぐ絶滅するという紙の書物について』!
装丁が素敵。
それから、『日本の小さな本屋さん』。

係の方から話しかけられ、ワークショップなどやることもできるということでした。(以前だったらやれたけど、今はちょっとできる感じではないかな。)

今度、なにか本を寄贈させてもらおうかな。

私は決して読書家ではないので、本を読むのが好きというより、本という存在と、本のある空間が好きなのだろう、と思います。

図書館については、くめさんのnoteの記事が素敵です。
残りの人生で、図書館をめぐる旅をする、なんてどうだろう、と考えるとワクワクします。


書くこと、描くこと、撮ることで表現し続けたいと思います。サポートいただけましたなら、自分を豊かにしてさらに循環させていけるよう、大切に使わせていただきます。