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コナン・ドイル、妖精、コックリさん

6月11日の毎日新聞朝刊の1面は「ドイル 心霊主義者の顔」という記事でした。
シャーロック・ホームズの作者コナン・ドイルの特集です。
1面なのに文化欄みたいだなあ・・と思いながら面白く読みました。日曜版だからかな?

いま土曜日の夕方、NHKBSで「シャーロック・ホームズ」の再放送をしています。わりと最近全話が放送されて終了したところだったので、ずっと見ていた私は「あれ、また始まった」と思いつつ、ついまた見てしまいます。

記事を読んでいて、ホームズにモデルがいたことを初めて知りました。
ドイルの恩師ジョセフ・ベル博士で、患者を人目見ただけで来歴を言い当てる特技を持っていたといいます。
「患者は入室したのに帽子を取らなかった。帽子をかぶり続けるのは軍隊では普通だが、おそらく除隊して間もないため、まだ市民の作法に慣れていないと推測した」
って、ホームズみたいですね。

コナン・ドイルが心霊に興味を持っていたのを知ったのは、「フェアリーテイル」という映画を知った頃でした。
「フェアリーテイル」は1900年代初頭にあったコティングリ―妖精事件を題材にしています。
たぶん私は、映画を見てからその事件のことを知りました。

コティングリ―妖精事件は、1917~1920年イギリス中部のコティングリ―村に住むフランシスとエルシーという従妹同士の少女たちが妖精と一緒に撮影した写真の真偽をめぐっておきた騒動です。
コナン・ドイルも専門家に鑑定を依頼するなどして調べ、最終的に本物だと雑誌に発表したのでイギリス全土で話題になったとのこと。
ドイルの死後、高齢になったエルシーが自分たちで作ったものだと告白しました。でも、最後の1枚だけは亡くなるまで本物だと言っていたそうです。
娘さんによれば、草むらで動くものがあり慌てて撮ったのだとか。

どう写真を見たって、絵を一緒に撮ってるだけにしか見えないのだけど、当時はそんなことする人はいなかったからなのか、モノクロ写真だから余計ホンモノなのか?と思えたのかもしれません。
本物だといっていた一枚はどうだろう。
妖精を見る人はいるし、私は存在していると思っているので、本物が写っていたとしても驚かないけれども。

でも、この事件でコナン・ドイルの名前がでてきたことには驚きました。
彼はもともと若いころから不思議な話や死後の世界に興味を持ったりしていたそうです。
20~30代のころ、イギリス南部で診療所を開いていた当時、「ウィジャ盤」という、日本の「コックリさん」のようなものを使っての降霊会にたびたび参加していたそう。

「コックリさん」は、ある一定の年齢以上の人なら知ってるかなと思いますが、紙にひらがなと数字を書いて、硬貨に指を乗せて質問すると誰か(というか何か?)が答えてくれるというもの。
私も小学校のとき、放課後、教室などで友達数人とやったことがあります。
不思議なんだけど、本当に十円玉(だったかな)が動くんです。
3人くらいで人指し指を硬貨に乗せるんだけど、絶対に自分では動かしていない。硬貨の動きに指がついていく感じを今でも覚えています。
集合意識ということもあるのかもだけど、どの文字に行くかは予想してないんですよね。
あれはなんだったのかしら・・きつね?とか、動物霊的なもの??
(あえて検索しようという気にはならないけど)
窓を開けてやらないといけなくて、でも見回りの用務員さんに見つかってしまい、やってる途中で窓を閉められちゃって「どうしよう!」となったんですよね。
その時の情景は、いまだに覚えているから不思議です。

そのあと、「エンジェルさま」というのもすこし流行ったのですよ。
ほんとに天使的なものだったのか今となってはわからず、低級なものを呼んでたのか??とも思うけど
子供のころから天使を呼んでたのかと思うと、それはそれで本当に天使だったのかも? なんて思ったりします。



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