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ライバルチーム紹介⑬

13回目は栃木SC。
時崎新監督を迎え、新たな船出となるシーズン。
田坂監督からの継続か新しいスタイルへの転換か楽しみとなる。

1.移籍

赤字は訂正箇所

まず触れなくてはいけないのはキャプテン柳の移籍か。
J2屈指のストッパーとなり、引き留めは難しかっただろうが何としてでも残したかったところ。
特に同じカテゴリーへの移籍のため、栃木としてはダメージも大きいはず。
また、守護神オビも残すことは出来なかった。
元々期限付きで加入していただけに覚悟はしていたはずだが、2シーズンオビに助けられる場面は多くあった。
また、夏に加わった豊田も地元金沢へと移籍している。

獲得は主に埋め合わせがポイントとなったが、グティエレス、藤田、瀬沼の獲得は充分過ぎる後任ではないか。
瀬沼を除けば出場機会にあまり恵まれていなかった選手達だが、ポジション争いの相手がタフであっただけで実力は確かな選手を揃えた。
大学生を5人、磐田から鈴木と若い選手も多く揃えている。
時崎監督と共に福島から獲得したトカチ含め、足元の技術もたしかな選手が多く新しい栃木の色が見えてきそうだ。

2.陣容

昨シーズンをベースに並べてみたが、時崎監督は福島では3バックを多く採用していただけに3バックの可能性もある。
4バックで並べてみたところバランスは良かったため、4バック前提で見ていきたい。

【GK】
昨シーズンゴールマウスを守ったオビパウエルオビンナがマリノスへと復帰したが、代わりに新潟から藤田を獲得した。
新潟では阿部、小島と高いレベルでのポジション争いに敗れて出場機会を掴めなかったが年代別代表にも選ばれる実力者である。
オビ同様に攻撃の起点ともなれるだけに攻守に注目だ。
また、明治大学から加入した青嶋の活躍も楽しみである。

【DF】
大黒柱であった柳の移籍はプレー面だけでなく、メンタル面でも痛手である。
戦力的にはグティエレスは柳の穴を埋められる選手である。
福岡ではグローリ、奈良、宮と実力者が多く出場機会は少なかったが栃木では活躍が期待される。
SBでは溝渕と菊池が抜けたが、鈴木を獲得。
年代別代表にも選ばれている逸材が飛躍できるか楽しみであるが、SBの層は薄くなってしまった
昨シーズン、北九州でプレーした福森を新たに獲得した。
両サイドこなせる選手なだけに大きな補強と言える。

【MF】
ボランチは選手層に厚みをもたらすことに成功した。
松本を残せなかったことは痛いものの代わりに日本代表経験もある磯村を獲得。
大森、神戸と大卒のルーキーにも期待が持てる。
西谷と佐藤は今シーズンから背番号も変わり、栃木の象徴となれるかも楽しみである。
サイドは昨シーズンのメンバーを残すことに成功した。
中でも京都から期限付きで獲得していた谷内田の残留は大きい。
また、トカチや五十嵐、大森もこのポジションで起用されることがありそうだ。

【FW】
シーズン途中に加入した豊田は移籍となったが、代わりに瀬沼を獲得した。
豊田以上に献身性も備え、攻守に戦力となるはずだ。
福島から時崎監督と共にやってきたトカチも注目となる。
ジュニーニョ、谷内田と共にアクセントを加えられる選手なだけに楽しみな存在だ。
また、前橋育英高校時代に選手権優勝に貢献した宮崎と五十嵐の大卒ルーキーにも即戦力としての期待が掛かる。

3.あとがき

今回は栃木SCについて書いてみた。
やはり他チームのことはなかなかわからず、難しいと感じた。
栃木サポーターの方間違っていたら申し訳ありません。
違っている点等ありましたら教えてくださると嬉しいです。

昨シーズンをベースにボールを保持することもできるメンバーが増えた印象を受ける。
福島での時崎監督は栃木が持つベースを維持しながらボール保持も田坂監督よりもこだわりを持っていたように思う。
栃木スタイルが一歩前進しそうであり、今シーズンも嫌な相手となるに違いない。
ベースを維持しながら一歩前進できれば一桁順位も見えてくるだろう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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