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ライバルチーム紹介⑩

10回目はザスパクサツ群馬。
久藤前監督に代わり大槻新監督が就任。
"組長"の愛称で親しまれている新監督の采配に注目が集まる。

1.移籍


赤字が訂正箇所

大前、青木のFWコンビの流出が最も大きな話題か。
DFラインでは大武、GKの松原も移籍とセンターラインで多くの試合に出ていた選手が抜けてしまった。
また、右SBで多くの出場機会を得ていた金城と吉永も移籍している。
主力級の選手が多く移籍となった。


一方で獲得した選手を見てみると実力者を確保した印象を受ける。
GKの櫛引、ボランチの風間宏希は大きな補強となるだろう。
だが大武、大前、青木の穴埋めができたとは思えないのが痛い点か。
CBは代わりの選手は獲得していない。
大前、青木の抜けた前線には平松、深堀、山根と獲得したが大前や青木のような存在感が出せるか。
注目は田部井悠と岡本一真か。
共に地元前橋育英高校の出身で田部井悠は高校選手権優勝時のメンバー、岡本は直前まで行われた大会にも出ていただけに群馬サポーターの期待も高いだろう。

2.陣容

昨シーズンをベースに並べてみた。
監督交代もあり、未知数ではあるが収まりは良いためこの形で見ていきたい。

【GK】
昨シーズンは清水が25試合、松原が17試合と併用となっていたが松原が移籍。
代わりに櫛引と伊藤を獲得している。
年代別代表の経験も豊富でオリンピックでもゴールマウスを守った櫛引の加入は大きい。
櫛引が中心となるのではないか。

【DF】
CBは昨シーズン柱となっっていた畑尾が残留した。
シーズン途中からコンビを組んだ大武が退団したが、代わりの補強は行わなかった。
経験豊富な渡辺はいるものの川上や城和と若手の成長が無いと厳しい。
SBは金城と吉永が退団したものの高卒ルーキーの加入に留まった。
固定出来なかった右SBで多くの出場機会を得ていた2人の退団は痛手か。
左サイドで高橋か光永が計算が立てば右に小島と平尾を固定できるだろう。
地元前橋育英高校から加入した岡本の活躍にも期待したい。
「おかもとかずま」は野球だけじゃない!

【MF】
全体的に選手層を高めることに成功した。
昨シーズンの主力クラスは軒並み残留した上で風間宏希、山根を加えボランチもサイドも充実した。
ボランチは岩上、中山が昨シーズンは多くの出場したがシーズン途中に加わった元日本代表の細貝も終盤に出場機会を掴んでいた。
相手によって組み合わせを変えられる選手層を誇っている。
サイドで中心となるのは田中と加藤であろう。
特に田中は大前が付けていた10番を受け継いでおり、期待に応えたいところ。
また、早稲田大学から加入した田部井悠は双子の弟、涼も横浜FCに加入しており弟には負けられない。

【FW】
大前と青木が抜けたのは痛い。
青木の代わりには平松を加えたことで埋め合わせはできたものの大前の代わりは獲得出来なかった。
大前の代わりができる選手はJリーグ全体で探しても多くは無く代わりを探すよりもやり方を変えるしかない。
2列目が充実しているだけに1トップも考えられるか。

3.あとがき

今回はザスパクサツ群馬について書いてみた。
やはり他チームのことはなかなかわからず、難しいと感じた。
群馬のサポーターの方間違っていたら申し訳ありません。
違っている点等ありましたら教えてくださると嬉しいです。

抜けた選手の穴が埋まっておらず昨シーズンから大きく順位を上げるのは考えにくい。
現実的には残留が目標となるだろう。
だが、"組長"の存在は昨シーズンとの大きな違いである。
大槻新監督の舵取り次第では昨シーズン以上の成績を収める可能性はある。
昨シーズンは2連勝できただけに甲府サポーターとしては眠っていて欲しいところではある。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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