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獣医師の仕事

獣医師になるためには、まず獣医学部のある大学に通う必要があります。
ここで6年間学んだ後、獣医師国家試験に合格することで晴れて獣医師となります。

獣医師ってどんな職種があると思いますか?

一般的にイメージされるのはきっと"動物のお医者さん"でしょう。

もちろん正解です!
実際のところ獣医師国家試験を通過した人数のうち"動物のお医者さん"になる獣医師は、45%程度です、

では、残りの獣医師はどこで仕事をしているのでしょうか。



実は獣医師と一言に言っても色んな場所に仕事があります。

民間企業(製薬、化粧品、飼料会社など)
地方公務員(食肉関係、家畜衛生など)
国家公務員(農林水産省、厚生労働省など)
進学(大学院、研究者など)
動物愛護・管理など
水質検査など

他にも多くの仕事があります。

割合としては、
小動物臨床が約35%
大動物臨床が約10%
公務員が約25%
会社員が約15%
獣医師に関係ない職業が約15%
大体の内訳です。


こうみると意外と幅広く活躍できる職業ですよね。国家資格を持っていると職に困らない、と言われるのも納得です。



ただ年々臨床獣医師の割合が減っていると言われています。

その原因として、業界としてはかなりブラックだからだと私は思っています。

体力勝負な仕事内容
診療科が分かれていないため幅広い診療科目
(内科 外科 皮膚科など分かれていないため)
勤務時間の長さ
緊急事態への対応、
他の6年制職業(医師、薬学、歯科など)と比べた時の給与水準などなど

諸々を加味すると割に合わないと感じる方は多いようです。

ただもちろん、良い面もあります。
毎日動物と触れ合うことができる、患者さんからの感謝や御礼の言葉など、割と"やりがい"に関わるところが多いでしょう。

私はそれが楽しみで今でも臨床獣医師を継続できています。

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