草食と雑食と肉食…皮膚の違い!

うちには猫が二匹います。一匹は人間信頼度高く、皮膚がやわらかーい。
もう一匹はだいぶ信頼してくれてきたけど、基本ビビりで少し硬い皮膚。

でね。私が働かせていただいている動物園は草食動物がメインなのですが…
ヤギさん、羊さん、牛さん、ロバさん、ポニーさん、カピバラさん、ウサギさん、モルモットさん、アルパカさんたちに触ると、皮膚がね、硬いんですよ。なんていうか、触って滑らそうとしても、あんまり滑らないっていう感じ。特にモルさんとかウサさんとか捕まえようとすると、パーンと皮膚を硬くして逃げちゃう。

でも猫さんたちは、特別緊張することがない限り、皮膚に余裕がある。触って滑らせると、ゆるゆる(;'∀')

犬さんは?っていうと、ちょうどモルさんと猫さんとの間くらい。

んんんん???
よーく考えると、草食動物さんたちの皮膚って、硬いよね。
肉食動物(猫とか)の皮膚ってゆるいよね。
雑食動物(犬とか)って、その中間位だよね。

で、野生を考えるわけです。
草食ちゃんたちは、肉食ちゃんたちに常に狙われている。
つまり常に緊張状態。自律神経でいえば、交感神経頑張ってる状態。
肉食ちゃんたちは、獲物を追いかける時こそ交感神経優位にして、皮膚硬いかもだけど、食べ終わっちゃえばまったりゆったりして、皮膚柔らかい。

ほらまた、自律神経(;'∀')なんですけどね。

草食ちゃんが狙われて、例えば嚙まれたりして、でも皮膚を硬くしていれば、傷を最小限に抑えられますよね。
肉食ちゃんが草食ちゃんを噛んでも、「かったい(;'∀')、何だお前!」って思ったスキに逃げられるかも知れない。
まぁそこは、戦いなんですけどね。宿命なんですけどね。

で…私は普段人間様の身体を触らせていただくお仕事なんですけれども…
それぞれの方の個性や性格や…があって、やっぱり緊張タイプの方は皮膚に限らず組織が硬い傾向。マイペースでやっておられる方は、皮膚や組織が柔らかい傾向…にあるわけです。
食べているものが違うか?ということはなかなか知ることができないですけれども、自律神経のことを考えても、そんな傾向はあるような気がしています。

人間は大脳新皮質が発達しているので、自分や人をだます??知恵を獲得していて…複雑なんですけれども、でもこんな風に皮膚や組織を感じ取ることで、なんとなーく、なんとなーく、その方を知ることができるんですよねぇ…。

あ、今、自分の皮膚の硬さをチェックしようとしているワタシ…(;^_^A

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