〜プロコーチ編#4〜獣医師と職業定義
獣医師とはどういう職業か?
"私は〇〇動物病院で獣医師をしてます。"
“得意分野は〇〇科です”
これら解答では、その人の本当にやりたい事や社会に対する価値提供がなんなのかが分からない。
認知科学プロコーチ養成スクールでは、職業定義を徹底的に行う。何故ならそうしなければ、やらなきゃいけない事に溢れた人生になる。それは本音なのか、やりたい行動なのか、誰に対しての価値提供をしたいのか?
そこが曖昧なままゴール設定をしていては、またいつもの朝を迎える。
変えたいと思っているなら、GOAL設定、マインドを変える、コーチに頼る。GOAL世界に生きる、ただそれだけ。
職業機能として獣医師では何故ダメなのか?
獣医師はただの肩書き
獣医師によって様々な分野があるのはご存知の通り。ここで言いたいのは、各分野の詳細や、自分の専門分野や得意分野、社会一般の価値の話、、ではなくて
同じ職場で同じ行動をしていても、定義はその人次第。
ここを自己認識しているか、才能は生かされているか、やりたい事ができているかでGOAL設定はガラッと変わってくる。
コーチングにおける職業定義
コーチングにおける職業定義とは、“自分の機能を社会に提供すること”
簡単にいうと“仕事は誰かの役に立つこと”
あなたは何屋さん?
これに対して自分の定義で、答える必要がある。
「〇〇動物病院で獣医師をしています。整形外科に力をいれてます。」と答えてもあなたの価値は伝わらない。それは肩書きを話しているだけ。相手が認識するのは社会一般の価値であってあなたの職業定義なんて分からない。
職業定義の見つけ方
以下3条件を満たす
例えば、私の獣医師の職業定義は
簡単にいうと教育屋さん
教育屋さんの仕事の中に獣医師もあるという方が正確に表現できている。
探求、試行錯誤が好きな人は、新薬の開発や新たな治療法の確立などみつける。その為の情報収集やディスカッションをする。結果、より多くの命を救う。
話すのが好きな人は、飼い主やスタッフと徹底的にコミュニケーションをとり要望に答える、癒す、繋がる。結果、飼い主の心を豊かにできる。
⭐︎調べ、実践するのが好きな人は、学びアウトプットをすることでより自分への定着を目指す。結果、救える病気が増え価値提供につながる。
新しいことをやりたい人は、新たな施策を行う。旧来のやり方を変えていく。結果、新たな価値提供が生まれ誰かの役に立つ。
⭐︎教えることが好きな人は、アウプットやアウトプットの為のインプットに時間をかけ、相手に合わせた言葉使いで理解、行動変容を促す。結果、飼い主の選択肢や不安解消につながる。スタッフの育成にも活かせる。
⭐︎自分のwant to
あなたの職業定義は
獣医師ならば、全てをできなければいけないという固定概念は捨ててよい。
なんなら職業定義に獣医師も関係ない。
資格を持ち、その資格を活かせる場があるだけ。
職業定義を考える際に、今の職種や業界、専門スキルにこだわりすぎるのはよくない。特に資格を持つ業種は固執してしまうので、無理にでも抽象度を上げる必要あり。
・業務の中で最も好きなこと
・時間を忘れてやってしまうこと
・頼まれてもいないのにやってしまうこと
・止められてもついついやってしまうこと
・お金を払ってでもやりたいこと
これらを純度高く抽出し切った上で、自分は〇〇屋と言えればOK。
そうすると今の職場や業界以外での働き方も見えてくる。
ここからが人生の始まり
職業定義を明確にすることはコーチングにおいてはスタート。
その職業機能を活かして社会にどう価値提供したいかを考える。
獣医師ならば、動物に捉われず人間、地域社会にまで枠を広げ自分の価値提供したい場を考えてみる。今置かれてる環境やスキルは関係ない。お金もコネクションもGOAL設定には不要。
“これが求められてるであろう”ではなくて“自分がどうしたいか”
将来どういう自分でありたいか、GOAL設定できればあとは劇的に人生が変わっていく。自分が教育屋さんを貫き通したゴール世界の自分に、あえて肩書きを付けるとしたら、
手術屋さん/プロコーチ/私塾塾長/パーソナルトレーナー/講演家/etc
などがついているはず。その時は新たな職業も出てきているかも。
それもただの肩書き。上記のものになりたいとかではなく、結果なってる。
最後に
コーチングは儲け話や悩み相談をする場ではなく、いかに自分軸の人生を歩む決断ができるかの実践の場。
コーチング技術はやりたい事が見つからない、現状を変えたい、そんな人の人生を劇的に変える力がある。ただ、バラの花園を約束するものでもない。やるからには決断をする勇気と今までの自分を捨てる覚悟が必要。幻想か現実か、どちらか決めて断つ。
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