〜プロコーチ編#3〜答えはあなたの中になんてない
今回はコーチの職業機能とは一体なんなのか?
認知科学に基づくコーチングと他のコーチングの違いは?
コンサルタントやカウンセラーと何が違うのか?
この辺を徹底的に掘り下げていきます。
コーチングとは
最後の一文読んで頂きましたか?
「世界的に合意された明確な定義が存在しない」のです。
要は各種団体が好き勝手に「コーチングとは...」と言っているだけなんです。
本当に色々なコーチングを教える団体があるのですが、認知科学に基づくコーチングが他の団体と一線を画すところが
一般的なコミュニケーションスキルとして広まっているような
「共感」「傾聴」を重視するカウンセリング型のコーチング
「答えはあなたの中にあります!」
とクライアント任せにせずに、ここを変えて、こうします!と言語化されている事。
そして、クライアントを最高に変化させるには、
コーチの力量、コーチの生き様がめちゃくちゃ大切。
背中で見せれない奴はコーチになんてなれない!
と、はっきりしているところが最高だなと。
なのでコーチ自身が常に進化し続けるしかないんですね!頑張ろう!
カウンセラーとコンサルタント
そもそもコーチと混同されやす職業機能としてカウンセラーやコンサルタントがあります。それぞれの違いをはっきりさせときましょう!
あなたが山に登りたいと言った時
カウンセラー:先ずはスタートラインに立てるようにします。しっかり登り切れるように心身共に健康な状態にしましょう。なんでも相談してくださいね。
コンサルタント:この山の攻略方法を教えます。私も登ったことありますし、上級者の登り方も教えますよ!分からない事は全部教えますよ!
コーチ:一緒に登りましょう!本当に登りたい山の見つけ方、脳と心(マインド)の使い方を教えます。大丈夫です、直ぐに後ろについてますよ。
「共感」・「傾聴」が駄目な理由 するべきは「介入」!
ここでいう共感傾聴がダメなのは
認知科学に基づくコーチングという機能価値を提供する場合は!という話です。
カウンセリングやコンサルタントには必須スキルだと思います!
何故か?
1例を見てみましょう!
さて、どうでしたでしょうか?
一見よく見えましたか?
共感傾聴のダメな理由①
➡︎そもそもA子さんは“タピオカ”を売りたい人ではない
この段階ではA子さんの本当にやりたい事を純度高く抽出出来てないかもしれませんが、パンケーキ・制服・お店の雰囲気が好きで働き始め、その流れでタピオカを売ることになっている時点で、この挑戦が心の底からやりたい事なのかをコーチは徹底的に介入する必要があります。
共感傾聴のダメな理由②
➡︎A子さんは会社にとって必要なことを自分のやりたい事だと混同している
そもそも「店長を勤め上げる」「タピオカを売る」「売上を上げる」
はA子さんがやりたい事ではなく、会社にとって必要なこと。
誰かに評価されたい、良い店長でいたいなどの他人軸の可能性が高いです。そして結局は他人軸で生きている事に悩むという問題にぶつかるのです。
共感傾聴のダメな理由③
➡︎A子さんの「自信がない」という発言,それがそのままで良い訳がない
次回の理論編でも詳しく説明しますが、“言葉”に思考は引っ張られます。なのでコーチはネガティブセルフトークをクライアントに言わせてはいけません。発した場合は即介入!マインドの書き換えまで行うべきなんです!
共感傾聴のダメな理由④
➡︎コーチ自身がA子さんの中から出てくるやりたい事の“待ち状態”になっている
答えはあなたの中になんてありません!というか多分認識できていません!
認識できていたら「A子さんがタピオカ売りたい」なんて言いません。それをコーチは把握しておかなければいけないんですね。つまり答えはクライアントの中にあるとおもっちゃいけないんです。
さて、共感・傾聴がコーチングでダメな理由なんとなくご理解頂けましたか?
次回予告!!
次回からコーチングの理論や用語の解説編です!超大作に仕上がってます!!
車の教習所でいう座学みたいな感じで、理解してもすぐ実践とまではいかないかもしれませんが、コーチングセッションに興味のある人や、実際に受けてみたい人は必見です!流石に赤は止まれを知らない状態からは抜け出して貰わないとコーチも助手席には乗れないので、安全運転でいきましょう!!
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