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フィンユールとデンマークの椅子展
先日、東京都美術館で開催中のフィンユールとデンマークの椅子展に行ってきました。 フィンユールといえば、ペリカンチェアが有名ですが、新しい発見がたくさんありました。
第1章デンマークの椅子
デンマークという国のことを考えると、行ったことがないので情報としてしかわかりませんが 人口560万人と小さな国でありならが存在感がある理由のひとつに『デンマークデザイン』があると思います。 デンマークのデザインといえば、カール・ハンセン&サン、ルイスポールセン、ロイヤルコペンハーゲン、 ジョージジェンセン、バング&オルフセンなど世界的に有名です。 デザインが付加価値となるということは今では明白ですが、戦前のモダニズムの流れもありますが デザインを加速させたのは戦後の復興があると思います。 デンマークではモダニズムの流れに加えて、生活協同組合の家具部門発足が大きかったことは注目に値すると思いました。
第2章 フィンユールの世界
フィン・ユールの椅子が多くの人を魅了する理由にその独特のフォルムがあると思います。 「彫刻のような椅子」と評される椅子のインスピレーションのひとつに本当に彫刻があったのも驚きでした。 確かに、その優雅な曲線はハンス・アルプやヘンリー・ムーアとリンクします。 フィン・ユールは家具デザイナーではなく建築からスタートしていることもその作風に表れていると思いました。
第3章 デンマーク・デザインを体験する
椅子は座ってこそ椅子です。実際に座ったから感じることも多かったです。 もし、家に置くならと妄想も楽しかったです。
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流石、あのヴィトラとオークションで競り勝った人は違う!
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1949年の家具職人組合の展示会に出品され、国王自ら腰掛けたという逸話から「国王のための椅子」というには恐れ多く《チーフテン(酋長)チェア》と名付けられました。
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